2019年 6月 20日 (木)

2018年 あんなことがあった!こんなことが起きた!巨大台風、異常気象、スポーツ不祥事、ポイ活・・・さて、来年はどうなる?

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   2018年に大きな話題になったニュースをおさらいして、「その先」を掘り下げる年末スペシャルは、73分の拡大版だった。タレントの木村祐一、大久保佳代子、元陸上選手の為末大がそれぞれの出来事にコメントし、他に多くの専門家が出演、視聴者もツイッターで参加した。

◆キャッシュレス決済

   千葉に住む30代のYUNさんは、キャッシュレス生活で毎月平均1万円のポイントを得ている。きっかけは、妹の結婚式用のブーケを購入したら、キャッシュレスのキャンペーンに当たって、4万5000円の代金が戻ってきたことだった。

   以来、8種類のポイントサービスを使いこなす「ポイ活」で、「節約が趣味になっちゃった。年間だと、10万円、20万円のお得。知らないと損する」

   来年の消費税アップで、政府はこれを推奨して、中小商店で5%、大手で2%の還元を検討している。とうぜん、使い過ぎも起こるだろう。

   大久保佳代子「意味がわからない。還元分はカード会社が払うの? なんか危ないんじゃないかなあ」

◆シェアリングエコノミー

   時計のレンタルというのがある。月額4000円から2万円弱の会費に応じて、高級腕時計を借りられるのだ。最高は207万円だという。75万円のを借りた男性は、起業した仕事の関係で「身だしなみは信用にもなる。自力では買えないが」と話した。

   これをブランド物のバッグでやっているのが、「ラクサス・テクノロジーズ」だ。もともと月6800円でレンタルをしており、主婦、学生、働く女性27万人が会員だった。これを、会員のバッグもメンテをして他の会員に貸すようにした。持ち主は月2000円を受け取る。

   バッグ3万個のうち2万個が会員所有で、竹増浩司・取締役は「在庫が減って、経営リスクも減った」と話している。

   木村祐一「欲しい時だけ持つ、というのは賢いね」

選手ファーストに体質改革できるか

◆日本ボクシング連盟の不正経理

   山根明・前会長は「何の落ち度もない。悪いことはしとらん。知らんものは知らん」とカメラに叫んでいたが、ロンドン五輪の金メダリストの村田諒太選手は「悪いことしたと思ったら、自浄できるが、そう思わない人間もいる。意外と多いんです、そういう人」と厳しく批判した。

   連盟は先月(11月)から税理士が入って財務の調査をしている。すると、ずさんな会計が次々に出てきた。使途不明金が2400万円余り。経理担当だった女性は領収書の偽造を何度も目にしていた。「止められなかったのが悔しい」

   新たに副会長に就いた菊池浩吉氏は「チェック機能が一切なかった」という。選手の賞金を回収して「会長に返させた」り、選手強化にあてる国の補助金が請求できておらず、遠征や合宿の回数が減っていた。

   NHKスポーツ部は41の競技団体にアンケートをしたところ、不祥事を生む3つの共通点があった。(1)ずさんな組織運営(2)閉鎖的な体質(3)過度な主従関係だ。

◆実業団チーム「移籍制限」

   政府の公正取引委は、実業団チームのルール「移籍制限」の調査に乗り出した。実業団同士の競争を妨げ、選手の自由を奪うのは、独禁法違反の恐れがあるというのだ。

   駅伝の強豪チーム所属の女子選手が匿名で証言した。コーチの指導に疑問を感じ、移籍したいと申し出たが、「円満(移籍)は出せない。わがままは通用しない」と拒否されたという。選手は「自分の陸上人生なのに」と不満そうだ。

   この「円満移籍」というルールが「移籍制限」になっている。実業団の間で移籍が成立するには、「円満移籍」の合意が必要で、拒否されると選手は大会に出場できない。育て上げた選手がよそへ流れるのを食い止める策だが、これで心身ともに追い込まれ、競技をやめた女子選手がいた。

   マラソンのロンドン五輪代表の藤原新は実業団を離れ、個人の力で出場した。「コーチと選手が対等じゃない。選手に選択肢はない。だから閉塞感が生まれるんです」

   今年、ラグビー、バレーボール、バドミントン、ソフトボールが、移籍制限を撤廃した。選手の権利を尊重するという認識が広がったのだという。ただ、選手の引き抜きで、資金力のある企業に人が集まる懸念もある。

   木村「それは、そうなってから考えればいい。それより一番は見る人。素晴らしいプレーを楽しめば人気も出る。お客が楽しいのが一番」

◆パワハラのレスリング界

   パワハラ疑惑で栄和人氏がレスリング協会の強化本部長を辞めた後、初の海外試合となったジャカルタでのアジア大会で、女子は金メダルゼロに終わった。強化本部長を引き継いだ西口茂樹さんは「『せめろ』『頑張れ』はいいが、『何やってんだ』『やる気あんのか』は暴言になるのか、ジレンマです」と語る。

   為末大は「厳しい指導にはいい面もあります。問題はそこではなくて、選手が選べないことでしょう。選手が立ち上がることも重要です」

スマホに記録されていた都市災害の瞬間

◆自然災害

   われわれは何にどう備えればいいのか。災害の瞬間を捉えたスマホ映像が、これほどたくさん撮られたことはなかった。研究者にとっては学術的にも防災の手がかりとしても、価値ある映像だという。

   都市を襲う風の猛威は、近畿地方を直撃した台風21号が如実に示した。おもちゃのようにコロコロ転がる車。8階建てのマンションの最上階にトタン屋根が突き刺さって、室内にいた人が死んだ。ビルの外壁が剥がれて向かいのマンションを直撃し、ほぼ全戸でベランダのガラス戸が破壊された。

   川面を噴きあげる風の映像は、風の動きを知る手がかりになった。ビルの間で風は速度を増し、都市特有の風が発生することも解明された。

   防衛大学校の小林文明教授は「風速50メートルでは、数キロの重さの木片までが飛びます。破壊の連鎖が起こる」という。大久保が「ベランダの植木鉢なんかも」と言いかけたが、「植木鉢どころか、サンダルが凶器になります」と小林教授は指摘した。

◆ラピュタ雲

   8月下旬の3日間、関東南部で巨大積乱雲が多発した。これも、発生から捉えた映像があった。わずか30分で成層圏まで達する凄まじいものだった。離れたところまで雷を飛ばす。ジブリの映画の連想から「ラピュタ雲」と呼ぶ。

   気象庁の研究官、荒木健太郎さんは「都市のヒートアイランド化は、日本は世界で一番進んでいます。50年で3度気温が上昇しています。ラピュタ雲は巨大でなかなか消えない」という。雷も、1970年の3倍以上で、年々増えているのだそうだ。

*NHKクローズアップ現代+(2018年12月20日放送「年末スペシャル 本音で迫る!あのニュースの「その先」)

文   ヤンヤン
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