2024年 4月 19日 (金)

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東京・南青山に事務所―大宅映子の正論「ここには虐待なんか1件もないとでもいうのか」

   先週触れたが、南青山に児童相談所をつくるという港区に、住民が反対している騒動が、ワイドショーなどで取り上げられ、話題である。週刊新潮によると、この南青山の反対する人たちの選民意識と差別感情を見てとった一部の人が、これを「南ア」問題といっているそうである。

   反対の理由は、地価が下がる、児相は裁判所や警察のようなもの、子どもが逃げて暴力事件が増えるなどさまざまだが、なかにはスーパーの値段が高いから住むのが大変だという、同情しているかのような妙な理由もあるようだ。

   私も書いたが、ここで生まれて育った70代の女性も、<「この地域だってもともとはこれほどお店が沢山あったわけではありませんし、私たちに言わせれば、この一帯はどんなに偉そうなことを言っても他所から来た人たちばかりですから」>といっている。

   爪に火を灯して働いて、やっと移ってきたのに、児相なんぞができて、ブランド店が他へ移り、地価が下がったらどうしてくれるの。それが本音なのであろう。

   南青山に事務所を持つ大宅映子氏のいい分は正論である。<「児童相談所は、困っている子供たちを救うための場所。それを忌み嫌うことはおかしなことですよ。(中略)南青山には虐待なんか一件もないと思っているのかしら。見たくないのか、見えていないだけでしょう」>

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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