2020年 10月 25日 (日)

平成の30年間で女たちはこんなに変わった!中園ミホが描いた「シングルマザー、ハケン、ドクターX・・・」

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   「平成」の30年間で、日本人の価値観や生き方は大きく変わった。時代を駆け抜けたヒットメーカーはどのように生き、どのような時代だったと感じているのか――。

   ドラマを通じて同時代を生きる女性たちの胸の内を描いてきた脚本家の中園ミホは、平成初期の時代をバブル全盛の空気とセクハラの嵐が一緒に吹き荒れているような世の中に見えたと話した。脚本家としてデビューしたばかりで、打ち合わせに行くと、テーブルの上にホテルの客室のキーが置いてある。それを断って帰ると、もうそこから仕事の依頼はなくなったと振り返る。

   「このセクハラオヤジたちをいつかひざまずかせてやるとか思いつつ、悔しくて泣きながら帰りました」

   中園に転機が訪れたのは平成5年だった。未婚の母となったのだ。生活費を稼ぐために自らの経験をもとに、シングルマザーが主人公のドラマを描いた。平成7年の中山美穂主演「For you」だ。主人公が就職面接で子供の存在を必死に隠そうとするシーンも描かれる。「普通の企業だったら、"子供がいます"と言ったら絶対に採用してもらえない。まだやっぱり男社会で、いろいろ矛盾はあったし、怒りもありましたが、それが世の中なんだって感覚でした」と中園は振り返る。

組織の中でもがくオジサンたちを尻目にハツラツ元気

   平成12年には松島菜々子主演「やまとなでしこ」で、あけすけに本音をぶつける新しい女性像を描き、働く女性たちから圧倒的な支持を受けた。

   平成後半になると働く人々を取り巻く環境が大きく変わった。平成16年の製造業派遣の解禁だ。総務省の「労働力調査」によると、非正規雇用労働者の割合は平成元年の19.1%が平成20年には34.1%に上昇した。

   そんな時代、平成19年に、中園は篠原涼子主演「ハケンの品格」で、低くみられた女性派遣社員が高い能力で活躍する姿を描いた。取材を通じて出会った女性派遣社員の姿から、中園は「明日クビを切られるかもしれない立場で、正社員との格差がありながらも、明るく働く彼女たちが日本の経済を支えているのではないかと感じました」と話す。

   やがて中園がたどり着いたのは、出口のない閉塞感を抱えながらもがく日本の組織の姿だった。そこから生まれたのが、平成24年の米倉涼子主演「ドクターX」だった。このドラマで中園はフリーの女性外科医が、旧態依然とした病院組織に挑む姿を描く。「オジサンたちも組織の中で矛盾を抱えて日々生きているわけですよね」(中園)

文   バルバス
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