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デザイナー高田賢三が韓国企業から詐欺提訴!1740万円払ったのに契約守らない

   ファッションブランド「KENZO」の生みの親であるデザイナー高田賢三が韓国企業から詐欺容疑で告訴されていることが分かった。訴えている韓国・安城市で生活用品の製造販売を行う「リビングワールド」のムン代表によると、経緯はこうだ。

   リビングワールドは2001年に、向こう4年間にわたり、キッチン商品などのデザイン提供を受け、『高田賢三』の名前を使用して販売する契約を結び、対価として日本円で約1740万円を支払った。ところが、デザインの提供を受けたのは最初の1年間だけ。その後はまったくなくなったため、昨年7月(2018年)に告訴に踏み切ったという。

   高田は韓国警察の出頭要請に、「海外に住んでいて、高齢のため韓国に行くことはできません」と拒否している。高田は現在フランスに住んでいて、79歳だ。「モーニングショー」も高田に連絡を取ったが、フランス人秘書を通じて「何もコメントすることはありません」ということだった。

「KENZO」の商標権はとっくにLVMHに売却

   高木美保(タレント)は「本当に(高田のデザインは)ずば抜けてきれいで、店の前を行ったり来たりして見ていたほど」だったというが、1980年代後半に経営難に陥り、「KENZO」の商標権をLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)に売却した。

   高田も専属のデザイナーになったが、その後、仲たがいしてLVMHを退社している。現在売られている「KENZO」ブランドは高田とは無関係で、別のデザイナーが手掛けたものだという。

   となると、ムン代表と結んだ契約も法的に妥当なものだったのかどうか疑問が出てくる。野上慎平アナは「ムン代表は『賢三に惚れて賢三に破滅させられた』と話しているとようです」