阪神・淡路大震災から24年・・・つらい体験をバネに心が成長!最新研究でわかってきた「PTG」
2019.01.16 15:26
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田村直之アナが「PTG」を取り上げた。聞き慣れないが、「Posttraumatic Growth」のことで、「トラウマ後成長」と呼ばれる。最新の研究で、病気や事故、災害、家族の死など、つらい出来事をバネに心が成長することがわかってきた。
田村アナ「困難の中から抜け出した人の体験を見ていくことで、つらい出来事をどうすれば乗り越えられるのか、そのヒントをお伝えします」
医師でさえ被災体験は語れなかったが・・・
あす17日(2019年1月)で阪神・淡路大震災から24年がたつ。医師の水谷和郎さんは被災した経験を広く伝えるため、学校や病院を回って講演を続けている。
水谷さんは震度6を観測した淡路島の病院で救急患者の対応に当たった。病院で撮影された映像には、現場で指揮をとる医師が、心肺蘇生法をいつまでも続ける医師らに対し、「助けられる人を助けないかん。助からない人はあきらめないと。よし、やめなさい。ストップ」と声をかける様子が残されている。
普段の救急医療なら全力で処置に当たれるが、大勢の患者が同時に発生する災害時には、あきらめなければいけないことも多い。巨大災害で、多くの医療者がこの無念に直面した。
水谷さんはこうした体験を誰にも話せなかった。後悔の念が大きく、思い出すのが辛かったのだという。体験を伝えていこうと決めたきっかけは、2005年1月17日のある出来事だった。
文
ピコ花子