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小倉智昭「アイドルはそもそも職業ではない」NGT48騒動で苦言!過激ファン黙認してきた運営側

   NGT48・山口真帆の暴行事件の背景には、アイドルと交際するために接触活動を続ける「アイドルハンター」と呼ばれる過激なファン集団があると週刊文春(1月24日号)が報じている。

   ファンは「推しメン」(応援するメンバー)のために握手券付のCDを購入するが、なかには握手券を100枚、200枚と入手して、握手会で推しメンが欲しいものを聞き出してプレゼントしたりする。こういう多額の金を使って応援するファンは「太オタ」と呼ばれている。山口騒動で逮捕された男性2人は、NGT48ファンの間でも有名な「太オタ」だが、「アイドルハンター」と称されるやっかいなファンだったという。とくに、大学生の方は本気で山口との交際を望む「ガチ恋」だった。

グループに風紀の乱れ!ファンとプライベートで会ったりプレゼント

   アイドルハンターがやっかいとされるのは、入手しにくいチケットを転売したり、ライブでは最前列に陣取って飛び跳ねるなどの禁止行為を行い、メンバーを応援するのではなく、メンバーとつながることを目的にしているためだ。

   NGT48デビュー以来のファンだという男性は、「NGT48には風紀の乱れがあった」と言う。「メンバーがファンとプライベートで会っていたり、新潟駅周辺や移動の新幹線の中で会い、モノの受け渡しをしていたという目撃情報が多くあるんです」と打ち明けた。

   そんなグループ内の風紀の乱れを心配していたのが山口で、山口は垣根を越えたファンとの付き合いを一切拒否していた。

「とくダネ!」の質問状にも無回答

   国際政治学者の三浦瑠璃「会いに行けるアイドルというビジネスモデルをやっているなら、メンバー全員を守る運営体制にしないと、犯罪を誘発するといわれても仕方ないですよ。乱れているのは風紀ではなく、安全が乱れている」

   司会の小倉智昭「アイドルというのは結果的になるのであって、アイドルを職業というのはおかしいと思うんですよね。男女ともたくさんのアイドルがいる中で、そういう売り方をするのはかなりリスクがあります。なにか方法を考えないと、もっと大きなことになりかねないですよ」

   運営側は「アイドルハンター軍団」の存在を知りながら、お金をたくさん使ってくれる存在として黙認していたのではないかという指摘も出ている。「とくダネ!」はNGT48の運営側に、その点について質問状を出したが、回答は得られてないという。