冬のアイスは「温めて食べる」のが正解! ねっとり濃厚で高級な味わいに
きょう22日(2019年1月)の「クイズとくもり」コーナーは、寒い冬でも食べたくなる「アイス」を特集した。
東京・広尾に、注文を受けてからアイスを作り始め、10分ほどでできたてのアイスが食べられるお店がある。柔らかく、ソフトクリームのようなねっとりした食感が楽しめる。
五十嵐充店長は「この食感と濃厚さはできたてならでは」と胸を張るが、実は家庭で食べるアイスも、ちょっとした手間でできたてアイスのような濃厚な食感と味わいに変身する。乳業メーカーの冷凍グループマネージャー・井上恵介さんがそのワザを伝授した。
「マイナス6度」ができたてアイスの温度
井上さん「アイスを作りたての温度に戻すことで、できたての味わいを楽しむことができるようになります」
できたてアイスと家庭で食べるアイスの一番の違いは「温度」だという。アイスは出来上がった時点ではマイナス3~6度ほどだが、品質を保つために冷やし固める必要があり、販売される時にはマイナス18度まで下げられる。作った時よりキンキンに冷やされるので、できたてとは違う食感になるのだ。
そんなアイスの温度を上げるのに使うのが「耐熱容器」と「水」だ。
容器に水を少しだけ入れ、700ワットのレンジで3分間(500ワットなら4分間)温める。終わったら水を捨て、容器にふたを取ったカップアイスを丸ごと入れて1分半待つ。容器からの熱がアイスに伝わることで、少しずつアイスを溶かしていく。熱が伝わりやすいように、カップがぴったりおさまるくらいのサイズの容器を使うのがおすすめだ。
外側が軽く溶けたら、温度が均一になるようにかき混ぜる。30秒ほど混ぜてなめらかな感触になったらできあがり。
副島淳リポーター「濃厚!全然違いますね。甘さが格段にアップしています」
もっと早く温度を上げるためにカップアイスをレンジ加熱したいと思うかもしれないが、それはNG。風味が損なわれるだけでなく、発火のおそれもある。