YouTube(ユーチューブ)などで、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の女子体操のケイトリン・オオハシ選手の演技映像が話題だ。インカレ大会の床でマイケル・ジャクソンらのR&BをBGMに、難しい技を次々と決めて10点満点を記録した。
演技の見事さもさることながら、注目されているのはケイトリンさんの笑顔や楽しそうな様子だ。
だが、以前からそうだったわけではない。ジュニア時代、ケイトリンさんは有力選手としてオリンピックを目指していたが、大きなケガを繰り返し、夢は絶たれてしまった。バーンアウト状態となり、競技から遠ざかっていた。
転機になったのはUCLAでの学生生活だった。体操部のコーチの助けなども得ながら、ふたたび体操への「喜びと愛情」を取り戻し、かつてとは違う目標へ向かうことができたという。
ケイトリンさんの動画がこれほどバイラルに広まったのは、笑顔の裏にある「再生」のストーリーが共感を呼んだことも大きいようだ。