2019年 7月 17日 (水)

大坂なおみに見る、古き良き時代の日本人像。テニスの結果はさて置いて
<全豪オープンテニス 女子シングルス・準々決勝「大坂なおみ×スビトリーナ」>(NHK総合)

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   この日の大坂は前回と違い2対0のストレート勝ちで、時々イライラはあったが、たった1時間12分の短い時間で圧勝した。1セット目を取られた前回に比べて楽勝に見えたが、ところどころで自分を落ち着かせる成長ぶりが見えた。「暑いから早く(控室に)行きたいわ」と受けたり、「これ放送してるの?」と聞いてから「おじいちゃん、お誕生日おめでとう」と爆笑受けをしたり、個性丸出し。
   試合のディテールはプロに任せるとして、あまりテニスに興味もなかった筆者のような人間から見た大坂なおみを分析してみると、彼女の万人受けする愛されキャラは、一にも二にも『自然体』であることではないか。21歳のタレントや俳優たちは、ほとんどが厚化粧にカッコつけで、「どう? わたし綺麗でしょ」と全身でのたまう。『美』にこだわり、自分にしか関心がなく、自分を客観視しない。
   「3歳児がやっと4歳児になった」という大坂の見事な『おのれ分析』のセリフは誰も吐けないだろう。黒人系という差別される生まれの上に、母方の日本人的遺伝か、細い目もあって、決して審美的美人ではないのに、たまらなく可愛らしく美しい。たどたどしい日本語のニュアンスも『日本人的シャイと謙譲』が感じられる。
   傍若無人に公共交通機関の中で化粧をしたり、ものを食ったりする躾のなっていないスマホ女たちに比べれば、古き良き時代の日本人の美徳を見る思いである。家庭環境のしからしむるところだ。(放送2019年1月23日9時~)

(黄蘭)

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