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カスハラが酷すぎる!店員罵倒し大騒ぎ「レジ袋タダにしろ」「クソ女」「バカ、アホ」

   「スッキリ」は客の常識を超えた悪質なクレーム・迷惑行為「カスタマーハラスメント」の実態を先月(2018年12月)取り上げ、意見を募集したところ、大変な数の実例が寄せられたという。

   「使えないクソ店だ」「お前の態度が気にくわない。クソ女」「おいブス、いつまでかかっとんねん。なめとんのか」「年食ってるくせに、まともに接客もできねえって、クビだよ」「バカ、アホ、お前なんか殴り殺したい」

   浴びせられる「暴言」のほんの一例だ。

1年前の衣類持込み「返品応じろ」と怒鳴りまくり

   小売業やサービス業の労働組合団体が、およそ3万人に行ったアンケートによると、カスハラを受けた経験が「ある」と答えたのは2万2440件(73.8%)だった。「スッキリ」は寄せられた実例のいくつかをドラマに仕立てて再現してみせた。

   60代くらいの男性がスーパーのレジで「レジ袋をタダにしろ」と要求する。断ると、「頭が悪い。だから、こんな仕事しかできないんだ」と噛みつく。ホテルにチェックインした男性は、午前1時になって「部屋が狭くて寝られない」とクレームを付けた。満室だったため、他のホテルへ移ってもらうと、翌日、「宿泊代を払わない、タクシー代も出せ」

   アパレル店で「返品できるといったよね」と衣類を持ち込んだ女性が出したレシートは、1年前のもの。明らかに着ていたようなので断ると、騒ぎ出し、他の客もいるので引き取らざるを得なかった。

とくに多いシルバーモンスター

   スーパーや飲食店だけでなく、運送・配達、病院・薬局、入浴施設、電話受付、英会話教室など、実に多くの職種でカスハラは横行していた。年代も幅広く、高齢者が多いという。

   クレーム対応コンサルタントの援川聡さんは、「シルバーモンスターと呼んでます」という。高齢者は自分が置き去りにされているという意識が強く、客という立場になると、従業員を見下そうとするのだという。

   司会の加藤浩次「増えてるの?」

   菊地幸夫(弁護士)「高齢者が増えているという実感はあります。日本人は恥の文化を持っているが、それがなくなったのか。ものを投げるとかだと、警察マターになります」

   大畑大介(ラグビー元日本代表選手)「勘違いしている部分もかなりあると思う」

   犬山紙子(イラストエッセイスト)「会社が従業員を守らないといけないですよ」