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茨城で消息を絶った女子大生 複数の人物が浮かび上がるオンラインゲームの驚きの実態

   都内の薬科大学にかよう女子大生(19)が去年(2019年)11月から行方不明になっている事件で、女子大生がオンラインゲームで複数の人物とやり取りしていたことがわかった。「茨城県で携帯の位置情報が途絶えた」「アパートの前で目隠しされていた」などの情報が交錯する中で浮上したオンラインゲームの「驚きの実態」(キャスターの真矢ミキ)とは?

10代の男子の6割、女子の3割が見知らぬ人とゲーム

   パソコンやスマホでネットを通じて一つのゲームを、複数の人とチームになって冒険やサバイバルを楽しむのがオンラインゲームだ。両手がふさがるため、ボイスチャットといって、ヘッドセットを耳につけて声で会話しながら行う。「世界中の知らない人とも一緒に遊べる」と、ITジャーナリストの三上洋さんはいう。

   2018年の総務省調査では、10代では男子の60%近く、女子の3人に1人がはまり、6歳から12歳の20~30%が楽しんでいるとのデータもある。池袋のゲームコーナーにいた20代男性は「1日5時間ぐらいやっています」、10代と20代の女性は「一緒にやる人はめっちゃいます。男の子もいる。会ったことないけど、楽しければいい」と話す。

   司会の国分太一「そう胸を張って言えるのが、いやあ、すごい時代です」

   真矢「ゲームの中で助けてもらったりするんですね」

   現実と変わらない関係ができ、親密になれば、連絡先を交換して実際に会う「オフ会」をし、友達付き合いや恋に発展するケースもあるという。

   倉田真由美(漫画家)「あまりにも夢中になる要素がありすぎます」

   顔写真や住所を求められたり、子供が親のクレジットカードを無断で使って80万円を請求されたり、わいせつ行為に発展したりするケースもある。

   防止策として、三上さんは「ゲーム仲間を信用しすぎず、個人情報を言わない」「実際に会わないことをルールにする」「ゲームする時間を決める」ことを呼びかけている。