2019年 8月 22日 (木)

作家の描く人間模様がテレビドラマになれば凡作になる典型。小泉孝太郎はうまくなったし、悪役でもやれば?
<月曜名作劇場「森村誠一サスペンス 魔性の群像 刑事・森崎慎平5」」(TBS系)

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   警視庁捜査1課刑事の森崎慎平(小泉孝太郎)が連続殺人事件を解決する定番のドラマ。森村誠一原作なので楽しみにしていたら壮大なる期待外れ。作家の小説のテレビドラマ化は難しい。例えばこの作品、一連の殺人事件のもとになる過去の舞台(ある家)に集った人々が殺されてゆくという、よくある展開なのだが、どうもなあ。

   派手なワンピース姿のホステスが廃工場で殺される。彼女の雇い主のクラブママ・三宅麻里子(財前直見)が何かを隠していると睨んだ刑事・森崎慎平は、死体の小指に結ばれていた組紐に関心を持ち、組紐の職人を調べる。いろいろあって、老人介護の問題や、家族間の確執や、作家らしい関心事が絡むが、テレビドラマになったら、どれもが細切れの要素の羅列で感動とは程遠い。

   今回は小泉孝太郎にちょっと提案である。テレビ東京でやっていたお調子者で変人の刑事ものや、単発の主演など、近頃モテモテの元総理大臣の長男。ハズキルーペの広告にまで登用されて売り出し中、ただののっぺり青年だったのに、近頃は演技力もついてきた。人のよさそうな風貌から、複雑な心理の悪役などはできまいが、時代劇の悪代官や、現代劇でも、ご近所の明るい青年が、実はSNSオタクの、何を考えているのかわからない現代的で不気味な狂人だったといった役柄はやれるのではなかろうか。それとも御曹司に悪人はやらせられない?(放送2019年1月28日20時~)

                   

(黄蘭)

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