2019年 3月 24日 (日)

「ボヘミアン・ラプソディ」アカデミー賞作品賞ダメか!?ブライアン・シンガー監督の少年レイプは致命的

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   今年のアカデミー賞レースはおもしろい。作品賞も主演男優・女優賞も音楽をテーマにした「ボヘミアン・ラプソディ」「アリー/スター誕生」から出るのではないか。

   前評判は「ROMA/ローマ」が高い。私はNetFlixで観たが、2作品と比べるとパッとしない(映画館のスクリーンで見ると印象が違うという声もあるが)。

   「ボヘミアン」は人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマだが、ラミ・マレックの演技に酔いしれた。今でもエンディングの時に歌う「ママー」という声が耳の奥に残っている。

   「アリー」は3度目の映画化だが、レディ・ガガの演技と歌唱力は、2作目の主演でアカデミー賞歌唱賞を獲ったバーブラ・ストライサンドを超えたと思う。

   「ボヘミアン」は興行収入が約850億円、日本だけでも100億円を超えたという。だが、好事魔多しである。監督のブライアン・シンガー監督が過去に行った性的虐待が暴露されてしまったのだ。

   2003年当時、シアトル在住の17歳の少年をレイプしたとして、訴訟を起こされていて、事態を知った20世紀フォックスに、映画を8割がた撮り終えたところで解雇されてしまっていたと、週刊新潮が報じている。彼が在籍していた南カリフォルニア大学は、卒業名簿から名前を消してしまったというから、作品賞は難しいかもしれない。

広河隆一もはや人間失格!ジャーナリスト志望女性を海外取材に同行させてバイアグラ飲みながら毎夜レイプ

   性的虐待といえば、週刊文春が、写真家・広河隆一(私は、彼がフォト"ジャーナリスト"だとはもはや思わない)のさらなるレイプ行為を告発している。2000年代後半の秋、ジャーナリストに憧れていた当時20代の女性が広河の講演「女性差別」を聞きに行き、終了後に広河から声をかけられたという。

   広河に誘われ、彼の事務所でアルバイトをするようになった。通い出してすぐに居酒屋に誘われ、帰り際に「俺の女にならないか」といわれたそうだ。その後、広河から海外取材に同行してほしいと告げられる。性的なことへの心配はあったが、現地妻がいる、向こうでドイツ人ジャーナリストと合流するなどといわれ承諾する。

   ところが、現地のホテルへ着くと、部屋は一つしかとっていなかった。その時、広河のいい方が実に汚い。<「取材先の男性スタッフたちが、君を貸してほしいといっている」>。彼らとセックスするか、僕と一つになるかと迫ったというのである。

   知らない国で誰にも助けを求められない彼女を、帰国の途に就くまでの2週間、バイアグラを常用して広河は毎夜、レイプしたそうである。帰って来てからも、広河はセックスを求め、こういい放ったという。

   <「女性は嫌がると妊娠しやすくなるから気をつけろ。戦地に妊婦が多いのはレイプが行われているからだ」>

   9か月後、彼女が事務所を辞めて、広河の性的虐待から逃れるが、しばらくは人を信じることができず、うつのように無気力な状態が続いたそうだ。今は、その後に結婚した優しい夫と子どもに救われているという。

   彼女は、広河を告発した週刊文春の記事を読んで、被害を受けた女性たちの話に涙が止まらず、思い切って週刊文春編集部に電話したそうだ。

   性的虐待もパワハラも、やった人間は忘れていても、被害を受けたほうは忘れることはできない。それにしても、ここまで非道なことをやっていたのか。もはやジャーナリストを名乗る資格はない、人間失格であろう。

朝ドラ「まんぷく」の好評がかすむ日清食品「大坂なおみホワイトウォッシュ」の鈍感

   全豪オープンを勝ち、世界1位になった大坂なおみだが、順風満帆な彼女に降りかかった災難が、日清食品のPR動画騒動だ。創業者・安藤百福をモデルにしたNHK朝ドラ「まんぷく」が好調らしいが、その日清がYouTubeに上げたカップヌードルのPR動画に、クレームが殺到し、削除されてしまったのである。

   問題の動画は、大坂と錦織のアニメキャラが登場するものだが、<問題視されたのは大坂の肌の色である。ほぼ白で錦織と変わらない>(週刊新潮)。英語で「ホワイトウォッシュ」という。<有色人種に対する白人の優位性を前提とした発想で、人種差別を助長する演出手法だと見做されている>(週刊新潮)

   まだこんなバカなことをやっているのかと批判が起こり、ニューヨーク・タイムズまでが取り上げた。日清の広報は「大坂のマネジメント会社にも確認してもらっている」というが、そうではなかったようだ。

   当の大坂は大人の対応を見せた。私の肌は褐色です。それはとても明らかなことです。ただ彼らがホワイトウォッシュを狙ってやったとは考えていないといい、<「でも次に、彼らが私のことをモデルに描く時には、(事前に)私に話すべきだって絶対にそう思っています」>(同)

   もし大坂が白人だったら、ここまで日本人が盛り上がっただろうか。キュートでカッコいい褐色の少女だから、われらがアイドルになったのだと思う。いい加減に黄色人種の白人コンプレックスは解消すべきであろう。

朝日新聞がおかしい!女性記者の「高級デートクラブ」面接ルポを突然ウェブサイトから削除

   小林喜光経済同友会代表幹事の「平成の30年間、日本は敗北の時代だった」という発言に全面的に同意する。<「国家の未来図が描かれないままの政治が、与野党含めて続いてしまったためです。今さえよければ、という本音の中で、国民も政治家も生きてきた」>(朝日新聞1月30日付)。日本全体が挫折状態にあるのに、挫折と感じないで、この辺でいいやと思っているうちに、世界から置いていかれてしまった。

   さらに深刻なのは、少子高齢化が加速していることだ。前田正子甲南大学教授は、2017年は人口が約40万人減少している。これは毎日約1100人が日本から消えていることになる。そして日本は「無死高齢化」(岩波書店)という、これまで人類が経験したことがない時代に入っていくといっている。

   人が溢れている東京にいては、この深刻な事態は可視化できないのだ。もはや手遅れだが、労働力としての外国人受け入れなどという生ぬるいやり方ではなく、国の形を変えるぐらいの政策を考えなくては、日本は消滅する。

   このところ朝日新聞がおかしい。いくつか挙げてみよう。週刊現代によると、朝日新聞のウェブサイトに「テリング」というのがあるそうだ。そこで女性記者が「"パパ活"ルポ 女としての値踏みをされてみた」というのを書いたそうだ。

   パパ活するためには会員登録が必要だと、銀座にある面接会場に行き、業界トップクラスの交際クラブ「ユニバース倶楽部」のスタッフの七瀬結から、「この交際クラブでは5つの交際タイプに分かれていて、ここでいう交際には実質セックスも含む」と説明を受ける。

   ネットで調べると、最近のセックス相場では3万円から5万円。身元をしっかり把握するために免許証のコピーをとるから、出会い系アプリとは違う、交際クラブの強みになるなど、まるでデートクラブの宣伝みたいだというのである。

   社内でも問題になり、掲載から1週間後に記事が突然削除されたという。朝日新聞側は、結婚制度の問題点を考えるという本来の趣旨が伝わりにくかったと話しているが、自分のところでも「男女の出会い系サービス」をやっているのだから、もともと批判する気などなかったのではないか。

   うちのところは身元がハッキリした方ばかりですから、安心して初対面でもセックスできますよ。そういいたかったのではないかと、私は邪推する。

   2月1日の第2社会面に、「道新出版物から引き写し 本誌記者、事実上の盗用」という見出しと、中村史郎東京本社編集局長の「お詫び」、25面に「本誌記事 取り消しの経緯」が載っている。

   要は、北海道版でギリヤーク尼ヶ崎という大道芸人の連載をした。それをまとめる際に、写真集から引用したのだが、それは北海道新聞が過去に連載していたものだった。記者はそれに気づかず、そこの文章を何カ所か使って記事を作成してしまったというのである。

   資料から引用する際のイロハだが、天下の朝日新聞記者がこの程度か。

   横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智外野手が1月25日(2019年)、東京の日本外国人特派員協会で記者会見し、高校野球のあり方について苦言を呈した。「高校の部活に大きなお金が動いたり、教育の場と言いながらドラマのようなことを作ったりすることもある。新聞社が高校野球を主催しているので......。(メディアの側にも)子供たちにとって良くないと思っている方がたくさんいると思う。高校野球が悪というか、全てを否定しているわけではないですが、子供たちのためになっていないという思いを(メディアが)なかなか伝えきれていないのが現状だと思います」(文春オンライン1/27より)

   よくぞいった筒香! 高校野球を見世物にしてカネを稼ぐのはいい加減にしてくれといいたいのであろう。

   この発言にまずいと思ったのか、1月31日の朝日新聞がこう報じた。「今夏の第101回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、選手の負担を減らすために休養日が増えることになった。30日、大阪市内で開かれた第1回運営委員会で、暑さ対策を採り入れた大会日程が承認された」

   遅すぎると思うがね。竹田恒和JOC会長とマスコミの新年会が行われたが、「朝日新聞だけがボイコットした」と週刊新潮が報じているが、この決断はよしとする。

有料老人ホーム創業の「イメルダ夫人」入居者食い物にして年収3億円の酒池肉林

   老人を食い物にする輩は多いが、週刊文春が報じている首都圏で37の有料老人ホームを運営していた「未来設計」の創業者・伊藤英子(70)というのも、そのひとりである。

   2000年2月に会社を設立した伊藤は、企業の社員寮や福利厚生施設だった建物を賃借して、老人ホームとして活用する手法で事業を拡大していった。だが、毎晩、幹部クラスを引き連れて五つ星レストランで豪遊する、財布やバッグ、洋服は高級ブランドで飾り立てるなどして、社員からは「まるでイメルダ夫人のようだ」といわれていたそうだ。

   しかも、自分だけは年収約3億円も取っているのに、施設などに必要な備品は買わないなど、徹底してケチっていたというのだ。

   彼女の浪費癖もあったのだろうか、長年にわたって赤字経営だったにもかかわらず、黒字に見せかけていたことが発覚してしまった。社会部記者によると、2011年ごろから債務超過に陥っていたそうで、31億円ほど残っているはずの一時金は12億円程しかなく、入居者の遺族らに返還するべき一時金が滞っているそうだ。

   私は自動車には今も昔も全く関心がない。このところ不祥事が続発しているスバルという会社は、他に比べるとましだと思っていたが、そうではなかったようだ。

   週刊文春によると、17年以降、無資格者による検査や燃費試験のデータ改ざん、膨大なサービス残業で自殺する社員、パワーステアリング機能が停止する不具合で群馬県の製作所が操業を停止していたが公表しなかったなど、次々に不祥事が起きているという。

   さらに、自殺した社員の遺族が記者会見して残業代の未払いを指摘したため、スバルが調べたところ、15年から17年にかけて、7億7000万円もの残業代未払いがあったことがわかったそうである。

   元開発エンジニアはこう嘆く。<「社員は皆、スバルの安全性に自信を持っている。そのためなら残業も厭わない社員も本来はたくさんいる。でも、会社は残業を正当に認めず、パワハラ的に強いてきた。操業停止などの問題が起きたら隠蔽する。それで安全なクルマがつくれるのでしょうか」>

   次は週刊新潮の「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト」の第2弾。AGE牧田クリニックの牧田善二院長のこの言葉を引用しておこう。<「アクリルアミドは、WTOや厚労省が発がん性を認めています。高温で加熱した食品に大量に含まれ、揚げた炭水化物、特にポテトチップスなどのスナック菓子やフライドポテト、ビスケット、ドーナッツなどにたくさん入っています。油で調理して時間が経過した食品には、過酸化脂質という発がん物質もあって動脈硬化の原因にもなる。こうした点から、ポテトチップスは最悪の食品と言えます」>

   どうしよう。ポテトチップスって好きなんだが。

まだ早い!藤田菜七子のGⅠ騎乗――Dr.コパの話題づくりの犠牲にするな

   最後にフライデーの騎手・藤田菜七子の記事から。2月17日(2019年)に行われるGⅠ「フェブラリーS」に、藤田がJR女性騎手として初めて出ることが決まった。1月27日に行われた「根岸S」で勝ったコバノキッキングに騎乗するのだが、この馬の馬主で、他にも多くの馬を所有するDr.コパこと小林祥晃が、「菜七子騎手は、競馬の歴史を変えるかもしれません」と話している。

   当日は大きな盛り上がりを見せるだろうが、私は、藤田が勝つ可能性はほとんどないと思っている。たしかにコバノは強い馬だ。9戦7勝の4歳馬。根岸Sはマーフィ騎手騎乗のため2番人気になり、余裕をもって差し切り勝ちした。

   マーフィもいっているように、この馬のベスト距離は1200メートルぐらいだろう。1600メートルは長い。それにマーフィと藤田では腕が違い過ぎる。今度はGⅠだから相手関係も強くなる。競馬界もDr.コパも、話題になればいいと考えているのだろうが、生半可のGⅠ騎乗は藤田のためにもならない。

   まだ未熟なのに、一流騎手とやれば屈辱感だけが残ることになりかねない。まだ3年早い。アイドルもどきの人気が彼女の仇になる。そう思っている。

(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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