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中国の旧正月「春節」始まる 4億人民族大移動とすさまじい花火騒ぎで、国中が大混乱

   中国の旧正月・春節がきょう5日(2019年2月)から始まる。「爆竹をはじめ休みをめぐるトラブルが起きています」と司会の羽鳥慎一が、驚きの実情に触れた。

   花火や爆竹で派手に祝うのが古来の習慣だ。日本のように海や河川敷で打ち上げるのではない。中国では市街地の、歩道や交差点でも爆発させる。2009年には北京市内で100件以上の火事が起き、けが人が400人以上出た。

花火の煙で大気汚染の濃度が80倍に

   大量の煙で大気汚染が広がり、2012年には北京市内の汚染物質PM2・5の濃度が通常の80倍に達した。危機感を持った当局が規制を強化して今年(2019年)から花火の販売店数、販売量とも半分にし、天安門から半径15キロ圏内は打ち上げ禁止、違反すると最高8万円の罰金を科すようにした。それでも、街の真ん中でダンボール箱ごと火をつける習慣がなくならない。

   春節は、4億人に上るという帰省や旅行のシーズンでもある。切符売り場の行列に割り込む騒ぎも相変わらず多く、他人の席を勝手に占拠する「覇座」が横行して社会問題になっている。

   青木理(ジャーナリスト)「4億人の大移動、こんな国は世界にないから環境やモラルで問題が発生します」

   菅野朋子(弁護士)「警察は大忙しですね」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「花火やトラブルの話がこんなにすごいという番組作りは、中国はまだこんなに下なんだ、まだ安心できると思いたくてしようがないからだ。中国を恐れているから出てくるんですよ」

   日本人にそういう気持ちがあるのかもしれない。

あっちゃん