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NHK大河「いだてん」視聴率2ケタに踏みとどまれるか?過去最悪の下落ペース

    NHK大河ドラマ「いだてん」(総合日曜よる8時)が崖っぷちに追い込まれている。先週3日(2019年2月)の第5話の視聴率が10・2%と2ケタ割れ寸前まで落ちたからだ。

 

   スタートも15・5%と低かったが、それでも「去年の『西郷どん』の15・4%よりは上」と言い訳もできたが、2話以降も12.0%、13.2%、11.6%と坂道を転がり落ちるように下がっているのだ。これは大河始まって以来の最悪ペースである。

クドカン脚本はにぎやかなのに、主人公2人があまりに「無名」

    低落の原因はいろいろ考えられる。主人公の金栗四三も田畑政治もなじみは薄いし、ストーリー展開もあっち行ったりこっちに飛んだりで、それが宮藤官九郎の面白さではあるのだが、中高年はついていけない。物語の進行役の古今亭志ん生役のビートたけしがとにかく滑舌が悪く、何を言っているのか実に聞き取りにくいというのも、印象を悪くしている。

    このままでは視聴率1ケタ転落は時間の問題で、いったんそこまで落ちたら、とくにヤマ場のあるストーリーではないので、復活は難しいのではないか。早急にテコ入れが必要だが、さていい知恵があるかどうか。(テレビウォッチ編集部)