2024年 4月 25日 (木)

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享年71は早かった・・・「噂の真相」元編集長・岡留安則と果たせなかった約束

   岡留安則「噂の真相」元編集長が亡くなった。脳梗塞で倒れたとは聞いていたが、早かった。享年71。

 

   多くの追悼の言葉が述べられているが、反権力、硬骨のジャーナリストなどという形容をつけた一文を読むと、私などは「そうだったんだ」と驚くしかない。岡留が優れていたのは、雑誌が頂点のとき休刊して沖縄へ移り住んだ、機を見るに敏だったところであろう。

   検事総長候補といわれていた則定東京高検検事長の女性問題をスクープして、それを雑誌発売前に朝日新聞が1面で報じたため、「噂真」の知名度は一気に上がった。岡留の雑誌作りの手法は下手な鉄砲的なもので、来る情報は拒まない、みそもくそも一緒になったものを全部載せる(ネットにも上げていた)という破れかぶれなものであった。

   噂真が休刊して喜んだのは作家たちであろう。自分たちのプライバシーを暴く雑誌がなくなったのだから。噂真が今も続いていたら、あそこまで文春砲の快進撃もなかったかもしれない。

   素顔の岡留は、シャイな心をサングラスで隠した、いい男だった。沖縄でゴルフをやろうと約束したが、果たせなかった。あの世で一杯やろう。

   週刊ポストに読むところがない。どうしたのだろう。週刊現代は今週もトップ記事は老親の死後手続きを詳述した特集だが、完全に開き直って、リードにこう書いている。<週刊ポスト、週刊文春、週刊朝日も後追いして大反響>

    たしかに、週刊新潮も含めて、週刊現代の高齢世代特集路線を後追いしている。だが、毎週毎週、似たり寄ったりの大特集を飽きもせずにやっているのは、週刊現代と週刊ポストぐらいのものである。

   おまけに週刊現代は、この手の増刊を2月15日に完全保存版として出すそうだ。ニュースも事件も、スクープにも手を出さず、ひたすら高齢者とその子供たちへの相続や葬式についての特集ばかりに精魂込めているのは、私には異様に感じられる。

   この状態があと数年続けば、編集部員は年金、相続、葬式には詳しいが、事件や報道を手掛けたことのない人間ばかりになる。それっておかしくないか?

   今週は合併号でついに500円。近々、平週号でも500円になるだろう。それなら2週我慢して本を買おうかとなるはずだ。それとも、もうすぐ60周年を迎えるそうだから、それを機に月刊誌へ移行するつもりなのだろうか。

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