2024年 4月 25日 (木)

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ワイドショーはバカッター無視しろ!いつの時代どこの国にもバカはいる・・・騒ぐと真似する奴が増えるだけ

   「ビッグエコー」「すき家」「くら寿司」「バーミヤン」などで、店員がバカな動画をネットに上げ、問題になっている。動画になったのは、インスタやTikTokといったアプリが流行し、簡単に編集・投稿できるようになったからだが、週刊新潮でネットニュース編集長の中川淳一郎が、こうしたバカッターたちは「バカなツイートを投稿するのはあくまでも仲間内のウケ狙い。それがネット上に拡散して大炎上するとは思いもしなかったはず」といっているが、私は頷けない。

   ワイドショーでは、こうした連中は安いおカネで働かされ、将来の保証もない鬱憤をこうした形で晴らしているのだという論争もあるが、これも私には頷けない。また、週刊新潮がいうように、今の若者は「恥」や「道徳」を知らないからだと嘆くのも、私には頷けない。

   いつの時代もこうしたバカがいたのだ。時代やネットのせいではない。たしかに仲間内でバカをやっているよりも、ネットは便利で拡散してくれて、反響も大きいから、面白さも大きくなるのかもしれないが、それだけ批判も大きいし、下手をすればお縄になることもある。

   ましてや、世の中の不公平に異を唱えるための「行為」などと、この連中は考えたこともないはずだ。成人式で何の理由もなく暴れる連中と同じだ。こうしたバカは、いつの時代どこの国でも、一定程度の割合でいるのだ。ワイドショーのように、世の中の一大事のように伝えるから、模倣する奴が出て来る。

   バカなことをされた店は許せないだろう。訴えて損害賠償を要求すればいい。メディアは無視することだ。他に報じなければいけないニュースが山ほどある。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)

ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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