2019年 8月 23日 (金)

数年後にやって来る団塊世代の死亡ラッシュ!週刊現代「最期準備と死後手続き」シリーズが売れている

印刷
今ならなんと30日分が実質無料!『まるっと超熟生酵素』

   週刊誌が総"週刊現代化"している。今週の週刊文春は「これで大丈夫!『葬儀』の手続き」、週刊朝日が「夫や妻と死別後の手続き」、サンデー毎日が「穏やかに逝く心得」と、週刊現代かと見紛うような特集ばかりである。

   理由は簡単だ。売れるからである。日販ウェブメディア「ほんのひきだし」にその"証拠"が載っている。今年1月(2019年)の雑誌月間売上冊数のトップは小学館の「コロコロコミック」2月号、第2位は集英社の「週刊少年ジャンプ」、第3位は宝島社の「otona MUSE」2月号と常連が並んでいる。

   だが、週刊文春を抑えて、堂々、週刊現代が第10位に入ったというのだ。1月7日発売の合併号で、巻頭特集は「老親とあなたに降りかかる『面倒』を解決!死ぬ前に用意しておくこと」だ。昨年同時期と比較しても、130%に迫る売れ行きだったそうである。

   週刊現代はそこから「最期の手続き大特集」を続け、今週号は「大反響!みんな読んでる本家本元」と謳って、「間違いだらけの『死後手続き』」が第9弾になる。

   死ぬ前から始まって、死んだ後の手続きまで懇切丁寧に解説してくれているが、次はどうするのか。「老親の三回忌にしなければいけないこと大特集」でもやるのだろうか。

   堺屋太一が亡くなったが、彼が名付けた「団塊世代」がみな高齢者になり、これから数年間は死亡ラッシュになることは間違いない。ここ数日の朝日新聞の死亡欄の充実ぶりは凄い。寒さが厳しい、インフルエンザの流行など、いろいろ要因はあるだろうが、例年以上に多い気がする。

   もうすぐ冥界に旅立つ年寄りを抱えている家庭が、週刊現代を買ってきて、夫婦で密かに読んでいるのだろうか。

   週刊現代はきょう15日(2019年2月)に、「完全保存版 おとなの週刊現代」(定価980円)を発売する。内容はこれまでやってきた「死後の手続きはこんなに大変です」の集大成。今週号が480円だから、2週がまんして別冊を買えばいいと、私は思ってしまう。

「芸能人は不動産買うべき」あの樹木希林も老後・死後に備えていた!8軒10億円を所有

   こうした特集を読んで、私が不満なのは、面白く読ませようという工夫が感じられないからだ。先週号だったが、女性セブンは相続問題を樹木希林のケースを出して、「さすが!『死ぬ前手続き』家族を幸せにする相続術」とやっていた。簡単に内容を紹介しよう。

   樹木はああ見えても、不動産投資に長けていたという。<樹木さんは口癖のように、"芸能人は生活の保証がないから、お金があるうちに不動産を買うべき"と言っていました。娘の也哉子さん(42歳)、本木雅弘さん(53歳)夫妻にも、"年金のつもりで家賃収入をいただきなさい"と勧めて」>いたのだそうだ。

   女性セブンが調べた限りでは、亡くなる前に8軒もの不動産を所有していて、総額は優に10億円を超えるという。相続コーディネーターの曽根恵子は、「生前に相続先を指定する遺言書を書いていたと思われます」と語っている。

   さらに、<「配偶者が相続する場合、1億6000万円まで非課税という配偶者控除があり、大幅に節税できます。それでも今回、内田さんが不動産の相続を放棄したとみられるのは、樹木さんの意思を尊重し、『2次相続』の対策を考えたのかもしれません」<といっている。

   2次相続とは、最初の相続で残された配偶者が亡くなった際、子供に降りかかる2回目の相続のことだと解説するなど、頭に入りやすい書き方をしているのである。

   週刊現代も含めて、無味乾燥な手続きのノウハウだけではなく、どうしたら面白く読んでもらって、ためになるのかをもっと考えるべきであろう。

   これほど相続問題がクローズアップされるのは、残された者たちに深刻な老後への不安があること間違いない。週刊現代は、戦後、「みんなで人口を減らそうとしていた頃」があったじゃないかと特集しているが、たしかに国もメディアも「子供は二人まで」にして人口を抑制せよと、挙国一致体制で減らしてきたのである。

   その上、バブル崩壊、新自由主義導入で、多くの非正規の若者たちを生み出し、結婚して子どもを産み育てることさえままならなくなってしまった。このままいけば、膨大な貧しい中高年が日本中に溢れ、年金介護を含めた社会保障制度が崩壊するかもしれない。いまのうちに少しでもカネを貯めなくては、豊かな老後ではなく、そこそこの老後さえ送れないという"恐怖"から、1銭でも多く親から相続したいという空気が、蔓延しているからであろう。

   アベノミクスの失敗で週刊現代が儲かる、という図式なのかもしれない。皮肉なものだ。

毎日新聞社長候補「晩婚の失敗」20歳年下妻が覚醒剤で逮捕!知らなかったとはいえ退職は必死

   週刊文春は、心愛ちゃんを虐待して死に至らしめたのではないかと逮捕された栗原勇一郎容疑者(41)の"暗黒部分"をレポートしているが、先週、週刊新潮が報じた以上の新しさはない。勇一郎方の祖父母が聴取に応じて、勇一郎が「あれは暴力ではなく躾だ」という主張とおなじことを強硬にいっているそうだ。

   新しい事実が出てきているようだ。「司法解剖で心愛さんの肺から水が検出された」「廊下や浴室で寝かしていた」などなど。同じく逮捕された妻のなぎさ(32)は、夫の虐待を止めることなく、自らも殴っていたといもいわれる。

   勇一郎は外ではいい父親を演じていたようだが、<「DVや虐待の加害者が外面がいいというのはよくあるケースです。この父親は精神病ではなく、サイコパスや反社会性パーソナリティ障害に近いのではないでしょうか。妻や子供を自分の付属品、一部だと思い、何をしても許されると考え、言うことを聞かないことが許せない。そいう理屈で精神的、物理的に支配下に置いている」(精神科医の岩波明)>という。

   心愛ちゃんの遺体は安置されたままで、葬儀の予定はまだないそうだ。

   先週、週刊文春が報じた違法中絶を行っていたという埼玉県日高市の産婦人科「太田マタニティクリニック」に、埼玉県の医療整備課と狭山保健所が立ち入り検査に入ったという。任意で3時間。<担当者が院内で該当するカルテ等を確認したところ、歯抜けになっていた。県は不信感を強め、徹底的に調査を進める方針>だと、県の関係者が話している。

   毎日新聞が大変なことになっている。社長候補とまでいわれている増田耕一常務(63)の妻が、覚せい剤所持容疑で逮捕されたというのである。増田常務は50過ぎまで独身だったそうだが、10年ほど前に20歳若い女性と結婚したそうだ。

   発端は兵庫県警が麻薬密売組織の捜査をしている過程で、購入者として増田の妻の名前が上がり、夫と暮らしているマンションをガサ入れしたところ、ブツが発見されたというのだ。

   増田常務は知らなかったようだが、「今の役職に留まるのは難しいのでは」(毎日の幹部社員)といわれているそうだ。夫がまったく関与していないのなら、妻とは別人格、他人なのだから、可哀想な気がする。まあ、妻の所業も把握していなかった人間に、大新聞のかじ取りはできないということになるのだろうが。

ワイドショーはバカッター無視しろ!いつの時代どこの国にもバカはいる・・・騒ぐと真似する奴が増えるだけ

   「ビッグエコー」「すき家」「くら寿司」「バーミヤン」などで、店員がバカな動画をネットに上げ、問題になっている。動画になったのは、インスタやTikTokといったアプリが流行し、簡単に編集・投稿できるようになったからだが、週刊新潮でネットニュース編集長の中川淳一郎が、こうしたバカッターたちは「バカなツイートを投稿するのはあくまでも仲間内のウケ狙い。それがネット上に拡散して大炎上するとは思いもしなかったはず」といっているが、私は頷けない。

   ワイドショーでは、こうした連中は安いおカネで働かされ、将来の保証もない鬱憤をこうした形で晴らしているのだという論争もあるが、これも私には頷けない。また、週刊新潮がいうように、今の若者は「恥」や「道徳」を知らないからだと嘆くのも、私には頷けない。

   いつの時代もこうしたバカがいたのだ。時代やネットのせいではない。たしかに仲間内でバカをやっているよりも、ネットは便利で拡散してくれて、反響も大きいから、面白さも大きくなるのかもしれないが、それだけ批判も大きいし、下手をすればお縄になることもある。

   ましてや、世の中の不公平に異を唱えるための「行為」などと、この連中は考えたこともないはずだ。成人式で何の理由もなく暴れる連中と同じだ。こうしたバカは、いつの時代どこの国でも、一定程度の割合でいるのだ。ワイドショーのように、世の中の一大事のように伝えるから、模倣する奴が出て来る。

   バカなことをされた店は許せないだろう。訴えて損害賠償を要求すればいい。メディアは無視することだ。他に報じなければいけないニュースが山ほどある。

オードリー春日もう結婚間違いなし!ドッグカフェで働く同い年

   フライデーから。お笑い芸人のオードリー春日(春日俊彰・40)が、長年独身を貫き、カネを貯めることに打ち込んできたが、ついに結婚しそうだという。相手は、都内下町に住む女性で、彼女も同じ年だそうだ。彼女は都内のドッグカフェで働く一般女性で、知り合ったのは5年前になるという。2月1日(2019年)の前夜、彼女の実家を訪れ、一夜を過ごしているから、親も公認なのだ。

   彼女の自宅前で直撃した彼女の父親は、挨拶は済ませていると語り、春日のことは「別に普通だよ。無口な人だからね。そりゃ、テレビとは違うよ!」といっている。

   お笑い芸人や喜劇役者は、外で笑わせる分、家では無口なものだ。典型は渥美清だろう。親の前でも無口なのは、気を使わないからだろう。結婚は間違いないようだ。

   同じフライデーに、あの片山さつき議員の公設第二秘書・中嶋規恵(31)という別嬪の女性が載っている。昔はタレント活動をしていたそうだが、片山と並ぶと、一層彼女の美しさが際立つだろうな。片山が嫉妬して、クビにしないか心配である。

   AERAから花粉症の特集。今年もつらい季節が来る。1日1回、スギ花粉の抗原エキスを舌の下に入れて飲み込む「舌下免疫療法」が有名だが、これも治る人と治らない人がいる。ただ、研究が進み、効果が出ない人が事前にわかるようになってきたという。

   これからは、「舌下免疫療法」が効いた人の口腔内からとった細菌を分析することで、花粉症に効く新薬を開発することが期待できるというが、今すぐというわけにはいかない。

   漢方で根治しようという医者もいる。体の毒素を排出する「十味敗毒湯」がいいそうだが、花粉症には保険適用外だそうだ。その他には「小青龍湯」や「苓甘姜味辛夏仁湯」がいいそうだし、こちらは保険適用可だ。

   スギ花粉米を食べて、カラダの中の抗体を慣らして免疫力をつけるということも行われているという。生まれる前からアレルギー体質になるのを防ぐ研究も進められているそうだ。 だが、どれも、今そこにある花粉症には間に合いそうもない。仕方ない。またいつもの目薬と鼻炎薬のお世話になろうか。

【絶対当たらない馬券術】GI女性初騎乗・藤田菜七子は買えるか?私は外すが1番人気になるかも

   今年初のGⅠ「フェブラリーS」。今回は競馬界のアイドル・藤田菜七子のGⅠ初騎乗が大きな話題だ。それも前走の根岸Sを見事に差し切り勝ちしたコバノキッキング(4歳)に乗るから、初騎乗・初勝利という偉業を達成する可能性もある。ひょっとすると一番人気に支持されるかもしれない。

   この馬の取捨選択がこのレース最大のポイントになる。馬券が当たらないことを唯一の自慢にしている私だから、分不相応の人気馬は消す。根拠は、1つはキッキングの距離適性。1600メートルは1ハロン長い。2つ目は、前回はマーフィーという上手な外国人騎手が見事な好騎乗を見せた。藤田とは腕が違う。3つ目は、根岸Sの結果はこの本番レースとはあまり結びつかないことだ。

   有力馬は2頭いる。ここまで6連勝のインティ(5歳)と、前回の東京大賞典でオメガパフュームに0.1秒及ばなかったゴールドドリーム(6歳)である。ゴールドは2か月半ぶりで、オメガより2キロ重かった。今度は逆転する。

   というわけで、目標になるインティよりもゴールドを本命。対抗がインティ。単穴はなしで、△がクイーンズサターン、オメガパフューム、サンライズノヴァ、ノンコノユメ、ユラノト。

   菜七子が勝ったら、投げキッスしてあげよう。GOODLUCK!(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)

ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中