2019年 3月 24日 (日)

倒壊寸前なのに壊すに壊せない廃墟マンション―近隣住民は「いつまで放っとくのか!怖い」

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   滋賀県野洲市に倒壊寸前の廃墟マンションがある。約20年間も放置されていて、マンションの所有者は「早く解体したい」としているが、解体できない複雑な理由があるようだ。

   築47年の3階建ての鉄筋コンクリート造のマンションで、かつては賃貸用として使われていたが、20年ほど前から借り手がなく廃墟となっていた。昨年6月(2018年)の大阪北部地震や昨年9月の台風21号で、外壁や内壁の一部が崩れ落ちて中が見える状態となっている。隣の敷地にトタン板が落下したこともあった。

   マンションの鉄骨に使われた吹き付け材から、肺がんなどを引き起こすアスベストが基準値の284倍も検出されており、近隣住民はマスクが欠かせない。「いつまでほっとくんだろうなと思っています。子どもが小さいのでアスベストとかは怖いですね」と近くに住む男性は話す。

築47年・・・共同所有者に連絡と入れず

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   なぜマンションは放置されているのか。所有者の男性によると、マンションには管理組合や管理会社などはなく、定期的に維持管理も行ってこなかった。「今のマンションだと管理人がいて、共益費や修繕費を集めたりしますが、そういうこともされていなかったのが一つの要因です。早く解体したい。醜いですわ」と話す。

   解体には共同所有者9人全員の同意が必要だが、9人のうち1部屋を所有していた法人が倒産して連絡を取れないのだという。

   野洲市は行政代執行へ向けた手続きを進めているが、解体費用に約4000万円がかかり、予算の承認などがあるため、取り壊し時期は早くても今年11月になる見込みだ。解体費用は野洲市が立て替え、その後、所有者に請求するという。

子育て世代に敬遠される都市郊外物件

   国土交通省のデータによると、築40年以上のマンションは2017年には約73万戸だったが、2037年には5倍の約352万戸に増える見通しだ。不動産コンサルタントの長嶋修氏は「利便性を求める現代の子育て世代に敬遠される都市郊外のマンションの老朽化」と指摘する。

司会の国分太一「野洲市と同じような問題が今後増えていくということです」
堀尾正明キャスター「法律を緩めないと、なかなか空洞化したマンションを解体できないと思います。自然災害がこれだけあるなかで、こういうマンションがあちこちにあると住民は不安ですよね」

文   キャンディ | 似顔絵 池田マコト
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