2019年 10月 16日 (水)

「第2回米朝首脳会談」成果焦るトランプ、見返り求める金正恩―制裁緩和とICBM放棄のバーターか

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   来週27、28日(2019年2月)に行われる2回目の米朝首脳会談の焦点は、北朝鮮の非核化の具体化だ。見返りを求める金正恩委員長に対し、来年に大統領選挙を控えたトランプ大統領が安易な妥協をするのではという懸念が強い。

   先月初めに国務省が開いた会合で、人道支援関係者まで広げていた北朝鮮への渡航禁止について、一部再開する方針を明らかにした。国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表は「完全な非核化まで制裁は解除しない。しかし、その間にわれわれが何もしないとは言っていない。(北朝鮮との)信頼醸成につながる措置について話し合う用意がある」と述べ、対北圧力の見直しを公式の場で示唆した。

置き去りにされる日本―拉致問題解決望めず

   では、第2回米朝首脳会談どのような展開になるのか。NHK国際部の高木優・アメリカ担当デスクは「1回目は開いたこと自体に意義があったのですが、2回目となると内容が伴うので、何らかの進展はあるはずです」と見る。

   池畑修平・朝鮮半島担当デスクは「北朝鮮は経済的見返りを得られていないので、会談に前のめりにならざるを得ないのは金委員長も同じ」と話す。

   鎌倉千秋キャスターが挙げた両国が準備しているカードは、米国側が「人道支援の再開」「米国と北朝鮮相互に連絡事務所を設置し当局者を常駐」「経済活動の一部再開」「北朝鮮が求める朝鮮戦争の終戦宣言に攻撃する意思がないことの明確化と在韓米軍の縮小・撤退」だ。

   北朝鮮側のカードは、「ニョンビョンの核施設の専門家による査察受け入れと廃棄」「保有する核・ミサイルのリストなどの完全申告」「非核化のロードマップについて米国と合意」「ICBMの廃棄」などが考えられる。

   武田真一キャスター「具体的にどういうことが成果として予測されますか」

   池畑デスク「ニョンビョンの核関連施設の査察は、金委員長がすでに『米国が相応の措置をしてるのであれば永久に廃棄する用意がある』と表明しており、実現性は高いですね。あとはアメリカ次第で、いずれもハードルは高い」

   高木デスクは「カードを切りやすいのは人道支援でしょう。終戦宣言はさほど難しくないとの見方があります。在韓米軍の削減はあっても、撤退はまずない」

   そんなかで「置き去り感」が強まっているのが日本である。拉致問題解決の進展は見えてこないし、アメリカに届くICBMの廃棄だけで満足されては困る。

NHKクローズアップ現代+(2019年2月20日放送「迫る米朝首脳会談~"サプライズ"はあるのか?~」)

文   モンブラン
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