2019年 8月 21日 (水)

現場職員が猛反対するNHK組織改編――安倍首相忖度シフトの最後の仕上げか?

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   週刊ポストによればNHKが組織を大改編しようとしているそうだ。だが、文化・福祉番組部の職員(海外留学中の部員を除く)全員が、制作局局長に「要望書」を出したというのである。そこには、「現状の説明では納得がいかない」「番組全体の多様性が失われる」と書かれているそうだ。

   この部は、ドキュメンタリー番組の「ETV特集」や、LGBTや障がい者の悩みなどを取り上げる「ハートネットTV」など良心的な番組が多い。「ETV特集」では、憲法九条や日本の戦争責任、女性の権利などを取り上げている。

   よく知られているのは、2001年に放送した「ETV2001 問われる戦時性暴力」で、慰安婦問題を扱う女性国際戦犯法廷を取りあげたときのことだ。当時幹事長代理だった安倍晋三が、放送日前にNHK幹部と面会し「一方的ではなく、公正で客観的な番組にするよう」番組内容の変更を求めたことが、後に朝日新聞の報道で明らかになる。

   そうしたこともあって、安倍首相とNHKの現場の間に確執があり、これまでも、安倍は自分の信条に近い人間を経営委員に送り込み、ついには籾井勝人という人間を会長にまで据えてしまったのである。

   政治部長だった小池英夫を報道局長にし、やはり政治部の岩田明子を贔屓にして、NHK全体を自分に忖度する人間たちで固め、最後の仕上げが、この大改編ということになるのではないのか。

   歴史的にも、田中角栄に近かった島桂次、竹下派をバックにした海老沢勝二など、NHKは「自民党政治」と近い人間が会長についてきた。そうした中で、権力と距離をとり、権力をチエックするNHKの人間もいたのだが、それを根こそぎなくそうという組織改悪は、許してはならない暴挙である。

   文化・福祉番組部の職員たちと会社側の話し合いは続いているという。

紀州のドン・ファン怪死「犯人」絞られた?和歌山県警は家政婦を調べ直し

   さて、紀州のドン・ファンこと野崎幸助が怪死してから、はや9か月が過ぎようとしている。和歌山県警の懸命の捜査にもかかわらず、犯人逮捕どころか、目星さえたっていないと報じられてきたが、フライデーがドン・ファンの家政婦だった竹田純代(67)に絞ってきたようだと報じている。

   竹田はドン・ファンの若妻と一緒に、野崎が死ぬとき階下にいた。2人は真っ先に疑われたが、その線は消えたと思われていたのだが、竹田がこう憤る。

   <「いまさらになって、何で私がまた疑われなきゃいけないのよ!(中略)歳で薄くなってきた貴重な髪の毛を100本も抜かれて、毛髪検査までされたんですよ? これ以上、何を探ろうっていうのですか。ホント、和歌山県警には嫌になっちゃいますよ」>

   フライデーによると、和歌山県警は捜査1課内に新たに「ドン・ファン怪死事件担当チーム」を結成し、改めて疑わしい関係者を徹底的に洗い始めたそうである。

   いまさらなぜと、私も思うが、県警には、このまま迷宮入りになったら赤っ恥だという焦りがあるという。竹田の元夫には覚せい剤を使用した逮捕歴があり、野崎は覚せい剤を飲まされて殺されたという疑惑があるから、当初からマークされてはいたが、その線は消えていたと思っていたが。

   さらに驚くのは、和歌山だけではなく、大阪府警も出張って来ていて、野崎と親交のあった商店主のところへ訪ねてきて、いろいろ聞いていたというのである。

   容疑をかけられていた若妻は捜査対象からは外れたようだが、こちらは田辺市から「裁判所が任命した弁護士の許可なく野崎氏の遺産には一切触れてはならない」という通知書が送られているという。

   それは、野崎が生前、「全財産を田辺市に寄付する」という内容の遺言を残しているからだ。その遺言書が有効か否かを市と遺族で話し合っているため、勝手に遺産を管理している彼女に注意を喚起したようだ。

   果たして、野崎の一周忌までに犯人逮捕となるのだろうか。

これじゃあ、だまされるのも当たり前!おれおれ詐欺の鮮やかすぎる新手口「仮想通貨に替えませんか」

   このところ、日韓の関係が最悪といわれる。徴用工問題、自衛隊機が威嚇飛行し、ついには、韓国の文喜相国会議長の「天皇陛下に謝罪要求」というトンデモ発言まで飛び出し、日本側の憤りは頂点に達している。

   保守系雑誌の雄である週刊新潮は、毎号のように韓国けしからん特集を組んでいる。今週は、韓国の首都ソウル市の市議会で、「日本製品不買条例」が発議されたと報じている。

   読んでみれば、発議はされたようだが、もちろん通りはしなかった。こうした記事を毎回読まされれば、韓国撃つべしという空気がますます広がっていくはずだ。

   それは韓国側も同じで、<「今の韓国では、日本に対してであれば何をやってもいい雰囲気が醸成され、『三・一独立運動の日』が近付いていることもあり、そうした空気がより強まっている」(武藤正敏元駐韓大使)>

   武藤は、市議たちがこうした反日的な振る舞いをするのは、文在寅大統領自らが反日的な行動をしているからだという。上がバカなことをやるから、下はそれを見習ってよりバカなことをする。なるほど、今の安倍政権と同じ構造である。やはり日韓って似た者同士なんだ。

   世に詐欺の種は尽きない。これだけオレオレ詐欺に引っかからないようにしようといわれているのに、年々増え続け、2017年の被害総額は約400億円、東京都内では昨年だけで3913件も起きているという。

   手口も巧妙になってきて、警察の者ですが、先ほど中国人の窃盗集団を逮捕したら、盗品にあなたのカードが混ざっていた、再発行しないと悪用されるから、隣の金融庁の人間に替わるから暗証番号を教えてくれ。

   外国人のグループがあなたのカードをスキミングして家電量販店で買い物をした、早急に調べる必要があるから、行った人間にすべてのキャッシュカードなどを預けてくれ。

   うまいね~。ほれぼれする。オレだって騙される。しかし、オレには現金はもちろん、カードも10万円までしか使えないから、残念でした。

   週刊新潮によれば、昨年の都内の特殊詐欺の被害者は、76%が70歳以上で、77%が女性だったという。女が騙されやすいというより、家でカネを牛耳っているのは女が多いからだと思う。私の家でも、私の自由になるカネはせいぜい10万円ぐらいだもの。

   KINGと称して、約1万3000人から460億円も集めた詐欺師、銅子正人(41)が逮捕された。週刊新潮によれば、銅子は資産数千億円、ライブで歌を唄い、神主でもあると称して、月に3%の配当をすると口から出まかせをいって、カネを集めたという。騙された大半は60代以上の女性で、年金暮らし。それにしても年利36%だぜ。そんなうまい話があればオレが乗りたいよ。

   週刊新潮の記事の中に、こうした詐欺師の常とう句に気をつけろというのがある。「元本保証」「高利回り」「絶対損しません」「友達を紹介してもらうと特典がある」。最近は「仮想通貨に替えませんか」というのもあるそうだ。

   だまされるほどカネがあるのが幸せか、オレオレ詐欺さえ電話をかけてこない貧乏を嘆くべきか。こんな戯れ歌を紹介しておく。

   「貧乏をすれどこの家(や)に風情あり質の流れに借金の山」

「幸福の科学」長男も呆れた大川隆法教祖の素顔「名誉欲、金銭欲まみれ」

   週刊文春に幸福の科学という新興宗教団体の教祖・大川隆法の長男が、父親批判をしている特集がある。この中でも触れているが、私がフライデー編集長の時、この教団と揉めたことがあり、信者だった歌手の小川知子や直木賞作家の景山民夫(故人)ら教団の人間たちが、講談社の前の通りを連日デモをして歩き、話題になった。

   その当時は、小さな教団だったが、現在は、彼らがいっているだけだが、1000万人を超えたという。出版だけではなく、「幸福実現党」と名乗って候補者を立てたり、清水富美加を教団のプロダクションに入れ、芸能活動までしている。

   長男は東大へ行けという父親の期待に応えられず、見放されたようだ。彼のいう大川隆法のインチキ性は、この言葉を引用すれば足りるだろう。

   <「『霊言』の現場に立ち会ったことがありますが、父は、『霊』を呼び出す前、その人物についての資料を熱心に確認していますからね」>

   彼は父親についてこう話している。<「父は、僕にとって最高の反面教師です。名誉欲や金銭欲にまみれると、人生で一番大事なものを失う――。それを教えてくれたのが他でもない父でした」>

   やはり父親というのは偉大だ。

角を矯めて牛を殺すな!「著作権法改正」海賊版サイト規制は尻抜けなのに、表現の自由が侵される危険

   講談社が決算を発表した。売上高は1204億8400万円(前年比102.1%)、当期純利益は28億5900万円(同163.6%)、増収増益である。

   だが、担当取締役が「主たる出版事業では落ち込みに歯止めがかからない製品売上を、デジタル・版権分野を中心とした事業収入によりカバーする構造が続いております」といっているように、本業では苦戦しているようだ。

   会見で、海賊版規制についての質問も出たようだ。政府が今国会に提出しようと進めている著作権法改正が、ストリーミングの海賊版サイトの取り締まりには届かないこと、それに比べ、創作や研究のためのダウンロードやスクリーンショットを規制することになり、表現の自由を侵しかねない危険性について、その発端を作った出版社の責任についてどう思うのか。

   野間省伸社長はこう語ったという。<法改正によって、表現の自由と作者の創作意欲が阻害されることがあってはならないとして、「違法化のためのハードルはあればあるほど良いと思っている」と述べた。違法となる行為の範囲が広がりすぎることに懸念を示した形の発言だ>(朝日新聞DIGITAL2月22日12時00分より)

   講談社がらみでは、2月19日の読売新聞オンラインが、<東京都文京区の自宅で妻を殺害したとして、殺人罪に問われた出版大手「講談社」元編集次長で韓国籍の朴鐘顕(パクチョンヒョン)被告(43)に対する裁判員裁判の初公判が19日、東京地裁(守下実裁判長)であった。朴被告は罪状認否で「妻を殺していない」と起訴事実を否認。弁護側も「妻は自殺した」として無罪を主張した>と報じた。

   朴被告は逮捕以来、一貫して犯行を否認し、黙秘を貫いているという。意志の強い男である。彼がこのような件で逮捕されなかったら、まだまだ売れるマンガを産み続けていただろうに。

小室圭さん「濡れ衣記事」ひどすぎる!本人まったく関知しないツイートやサイトを元に風評

   チョッピリ眞子&圭のことを。週刊文春の記事がひどい。タイトルが「小室圭さん『コイン詐欺』と『宮内庁職員なりすまし』写真」と、まるで小室圭が詐欺を働いているかのようないい方である。

   内容は他愛もないことだ。ツイッターに圭の写真が載っているのだが、それを「彼が宮内庁職員になりすまして、当時イギリスに留学していた眞子さんに会いに行き、帰ってきたところの証拠写真だ」と、悪意のあるツイートをする輩がいるというのである。

   週刊文春が調べたら何のことはない、留学生向けの就職セミナーに出ていた時の写真だった。

   今一つは、コムロコインという仮想通貨のサイトが立ちあがっているというお話。誰かが、小室圭の名をかたって開いた詐欺まがいのサイトだそうである。

   しかし、こうした中傷タイトルが新聞広告やネットで流れ、読みもしない連中の間で「小室圭はけしからん奴」という風評が広がっていくのだ。秋篠宮さん、タイトルだけで信用しないでね。

テレ朝退社の小川彩佳 「NEWS23」新キャスター?引く手あまたの報道もこなせる数少ない女性アナ

   先を急ごう。週刊文春の「結婚したい男」の第1位は竹野内豊、2位が高橋一生、3位が堂本剛。岡田准一や福山雅治が結婚して、ガラッと変わったそうだ。

   ところで、堀ちえみの口腔がんは他人ごとではない。私もよく口内炎ができる。幸い、夜、薬を塗れば朝には治るからいいが、激痛が走るほどの痛みは、つらいだろうな。

   週刊新潮に「アルツハイマー予防に劇的な効果がある」既存薬があるという記事。読まなくては。大阪市立大学富山貴美研究教授が注目したのは、ハンセン病患者には高齢者になっても認知症を発症する頻度が極めて低いことだった。

   薬を調べると、「リファンピシン」というのがそれだとわかったという。これがアルツハイマーの原因になるアミロイドβの蓄積を抑える作用があるというのだ。残念ながら、臨床試験に入るのは2年後だというから、私には間に合わないな。

   週刊ポストから。小川彩佳がテレビ朝日を辞めたことが話題である。櫻井翔と別れて、一般男性(何という言い方だろう。小川は一般人ではないのか?)と結婚する予定で、寿退社だといわれたが、どうやらそうではないというのだ。視聴率が低迷するTBS系の「NEWS23」の新キャスター候補に挙がっていると、スポーツ紙が報じた。

   週刊ポストは、報道をこなせる女性アナウンサーが少ないため、小川は喉から手が出るほど欲しいところがあると書いている。たしかに、NHKを辞してフリーになった有働由美子アナは、報道の経験がないため、日本テレビ系「news zero」で苦戦している。

   カトパンこと、加藤綾子が4月から、夕方の報道番組のメインキャスターをするらしいが、やはり報道の現場経験がない彼女に、不安の声は多いようだ。

   テレ朝では、朝の顔であった宇賀なつみアナも退社し、TBSでも吉田明世アナは退社、宇垣美里アナもフリーになるそうだ。

   ただ、フリーになっても、簡単に次の仕事が見つかるわけではないようだ。女子アナがアイドルであった時代は、もはや遠い過去になっているように思う。

「GⅠ初騎乗の藤田菜七子は惨敗」アイドル扱いの大甘評価が彼女をダメにする

   最後にこれだけはいっておきたい。藤田菜七子無残なり! 2月17日に行われたJRAのGⅠレース「フェブラリーS」の騎乗のことである。各週刊誌・新聞はよくやったとの甘い評価が目立つ。翌日に朝日新聞は1面に、「初GⅠ 涙出そうに」というタイトルで藤田の写真を載せた。バカ言うなである。

   1着馬のインティに5馬身以上も離された5着だぞ。惨敗だとなぜ書かないのか。この甘い書き方が藤田の成長を止めてしまうのだ。今の東京競馬場は最後方からでは差せない馬場だ。しかもインティの鞍上は武豊で、平均ペース。前回騎乗したマーフィーなら早めに中団に馬を持っていったはずだ。なにが9頭ごぼう抜きだ。コパノキッキング以外の馬は勝とうと力を振り絞り、力尽きたのだ。

   馬が可哀想だ。藤田の騎乗ミスだとなぜ書かないのか。このままでは藤田は競馬界の単なるアイドルで終わってしまう。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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