2019年 9月 19日 (木)

占い師アタルが診断するメルヘンコメディ。世の中そんなにうまくいくかと疑問だが、遊川和彦の仕掛けには期待?
<ハケン占い師アタル 第1回~第6回>(テレビ朝日系)

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   みんなの苗字が山手線の駅名というふざけたイベント会社のシンシアイベンツに、派遣社員の的場中(杉咲花)が加わる。彼女は普段はニコニコしているが、話す相手の心の中や秘密が見えてしまう超能力の持ち主で、毎回、部員の悩み事を「10万円で見ます」と言って占ってやる。この第6回は課長の大崎(板谷由夏)の悩みだ。

   大崎は家庭にも悩みがあるが、今回は代々木部長(及川光博)から、課員の1人を左遷対象に選べという難題を申し付けられている。人のいい大崎はやっとすべての部員が和気藹々と働きだしたところで、とても決められない。半泣きでバタバタしていたら、アタルが「見ましょう」と言って大崎の悩み解決のヒントをくれた。

   普段の出勤には丸い真っ黒のサングラスをかけ、いかにも怪しげな占い師スタイルのアタルが、オフィスでは従順な派遣社員の二重人格。童顔で目の大きな杉咲花にこの役を振ったのは慧眼である。演出まで手掛けている「仕掛け人」の脚本家・遊川和彦らしい怪しさが面白い。だが、アタルに診断してもらうと皆がみんな「いい人」になってしまうのはちょっと甘すぎる。世の中そんなにうまくはいかねえよ。まあ、メルヘンコメディだと思えばいいのだ。

   大崎が相談する、これまた怪しげな占い師のキズナ(若村麻由美)がアタルの母親だが、最後に一波乱ありそうに匂わせているのは、遊川らしい仕掛けがあるかと期待しておこう。ヌカだったりして。(放送2019年2月21日21時~)

               

(黄蘭)

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