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米朝首脳夕食会は超簡単メニュー!前菜とメインとデザートだけ・・・食事より会談優先

   トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談が、きのう27日(2019年2月)にベトナム・ハノイで始まり、通訳だけを交えた1対1の会談を20分間行った後、夕食会が開かれた。

   会場となった「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ・ホテル」はベトナム初の5つ星ホテルで、チャップリン、アンジェリーナ・ジョリー、クリントン元米大統領らVIPも数多く宿泊した。ホテル評論家の瀧澤信秋氏は「クラシカルな雰囲気が人気で、日本人客も多く泊まっています」と話す。

   夕食会のメニューは、前菜がエビのカクテルにアメリカ発祥のサウザンドドレッシングかけ、メインは牛サーロインのグリルのキムチ添え、デザートはチョコレートケーキなどに加えて、干し柿とはちみつを使った朝鮮伝統の飲み物もふるまわれたという。ただ、アルコールはなし。

交渉のキモは「ポンぺオ米国務長官VS李容浩外相」

   メニューが超シンプルになったのは、アメリカ側の要望だったらしい。首脳会談も2回目となると、具体的な成果を上げなければならず、前回のような顔合わせイベントではないので、会食も簡単に済ませたいということなのだろう。

   その会議の行方を握っているのが、夕食会にも同席したポンぺオ米国務長官だという。早稲田大学の中林美恵子教授は「この人が肝になります。何度も北朝鮮に飛んで実務者協議を重ね、信頼を構築しています」と話す。

   北朝鮮問題に詳しい共同通信社の平井久志客員論説委員は、「(カウンターパートナーとして)核問題に詳しく、英語も堪能な李容浩外相が夕食会に出てきたということは、食事よりも意見交換を重視した夕食会だったのではないかという気がします」と解説した。

   司会の国分太一「金正恩委員長は表情が少し硬く見えましたね」

   堀尾正明キャスター「北朝鮮の大使館から一歩も外に出ていないそうです。自分の土俵にいかにトランプさんを引き込むか、ということを話し合っているんじゃないですかね」

   テリー伊藤(タレント)「トランプさんが、どこに成功のラインを引くかですよね」