2019年 11月 21日 (木)

パリについての常識に欠けるタモリ、黄色のベスト運動の余波の残る今、物見遊山のゾロゾロ歩きの無神経
<ブラタモリ パリ編「パリの美」>(NHK総合)

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   先週に引き続きのパリ編。呆れたのはタモリがパリのことを余りにも知らないこと。この人、生放送で忙し過ぎてパリに複数回行ったことがなかったのか。それにしても、仕事で行くのに、数多あるパリの案内本ぐらい読んで行けよ。パリを聞きかじった人間なら常識の、モンマルトルからのパリ一望や、坂の途中にあるブドウ畑や、ムーランルージュ辺の歓楽街のことや、凱旋門てっぺんからの眺めや、関心のある人なら常識中の常識に一々驚いている。ボケてる。

   最初はいつものように地質学的に花崗岩だの何だのと蘊蓄を傾けていたが、そのうち完全な観光案内になってしまって、そのくせパリについての常識もないタモリのバカっぽい感嘆詞が出る。歓楽街のひとくさりを講釈するのなら、ピガール辺りの怖さ(独り歩きできない)についても言うべきで、ははん、スタッフもパリ音痴だな。

   今でも彼が描いた当時とそっくりに残されているユトリロの『コタン小路』や、佐伯祐三が描いた名もなき裏町や靴屋など、正に「パリの美」とのたまうなら、先人の芸術にも一言触れるべきである。中途半端で初心者向けのガイドにもならない駄作。大勢のスタッフをゾロゾロ引き連れて、天下のパリをわがもの顔に歩くとは、全く恥ずかしい。官費(受信料だぞ)を使って物見遊山もどき外国編はやめたらどうか。それとも予算がそんなに余っているのか。黄色のベスト運動の余波も残る今、呑気に放送する無神経にも呆れる。(放送2019年2月23日19時半~)

(黄蘭)

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