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改元詐欺にご注意!銀行協会名乗って「古い元号のカード使えません」と騙し取り

   新元号発表まで1か月となって、改元をネタにした詐欺が多発している。今週26日(2019年2月)には、山梨県の80歳代の女性に金融機関の職員だという男からこんな電話があった。

   「口座番号、暗証番号を教えてください。年号が変わるので、キャッシュカードが使えなくなります。職員が取りに行きますので、古いカードを渡してください」

   しばらくすると職員を名乗る男が現れ、女性はカードを渡してしまい、50万円が引き出されてしまった。同じ手口で、山梨県内で2日間に3人が被害にあい、合計250万円が引き出された。

スマホ向け新手口「新元号に対応したこのアプリのダウンロード必要です」

   国民生活センターによると、こんな手口もある。全国銀行協会(実在)の名前で「改元で銀行法が改正される」という通知が封書で届き、入っていた「キャッシュカード変更申込書」と古いカードの返送を求めてきた。これに個人情報を記入して送り返してしまったという相談が、寄せられているという。

   司会の国分太一「また新しい詐欺ですか」

   悪徳商法に詳しい多田文明さんは「詐欺は流行に敏感です。高齢者は封書だと開けて見ちゃう。真面目な人ほど返送してしまうんです」

   改元がらみでは、天皇皇后両陛下の写真集だとか記念冊子、掛け軸、仏像といった便乗商法も盛んで、本来8万円を3万8000円でお分けしますなどというものもあるそうだ。

   「スマホのアプリが新元号に対応してません。このアプリをダウンロードして」などというのもこれから増えるだろうという。これでアドレスなどを盗まれてしまうのだが、うん、なんだかやってしまいそう。