2019年 8月 23日 (金)

中村芝翫がリシンで殺人する怖い犯人に狙われるサスペンス初主演。手垢のついた俳優が少ないのでよかった
<今野敏サスペンス 警視庁東京湾臨海署~安積班>(TBS系)

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   8代目の中村芝翫を襲名した元・中村橋之助が、初めてテレビドラマに主演する今野敏サスペンス。猛毒のリシンで殺された被害者が次々にでる怖い復讐話だ。背の高いコートに頭も顔も覆った不気味な男が、向こうの橋に立っている映像や、長いコウモリ傘の先から、リシンを塗った針が飛び出して、人の足に突き立てて殺す映像。撮影監督(そんな人はいないらしいが)は、映画的に凝った画面を狙ったのか、B級2時間ドラマとは一味違う出来具合である。
   臨海署の班長・安積剛志(中村芝翫)は、5年前の暗い事件を心に抱えた刑事で、今回の連続リシンによる殺人事件の犯人から、ネット映像で宣戦布告される。しかも、部下の1人が犯人らしき男を追い詰めたところ、傘で刺されて危機一髪。解毒剤もないので救急病棟で危篤状態が続く。ネット映像での脅迫は足がつかないのか。
   芝翫の演技は何となく歌舞伎調のもっさりではあるが、毎度見飽きた中堅俳優ではない新鮮さがある。人気シリーズになるかも。もう1つ、班の紅一点も女性記者も手垢のついた女優でないのがいい。2時間ドラマというと、何度も書いたが、配役で「ははん、こいつが多分犯人だな」と読めてしまうことが多い。安積班の1員・村雨秋彦の原田龍二と、フリーのカメラマンの由良清和になる本宮泰風(犯人だった!)が本当の兄弟とは初めて知った。そういえばよく似てる。B級に堕ちないためには劇伴音楽にもっと気を配ったら。(放送2019年2月25日20時~)

(黄蘭)

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