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二階幹事長「小池都知事に全面協力」発言 自民党は猛反発、いったい何があった?

   来年(2020年)の東京都知事選をめぐって、自民党の二階俊博幹事長がきのう4日(2019年3月)、小池百合子都知事が再選を目指して出馬すれば、「全面的に協力するのは当たり前だ」と支持を打ち出した。築地再開発問題などで知事と対立する自民党都連の幹部は「寝耳に水だ。発言撤回を申し入れる」と猛反発している。

背景には官邸と二階幹事長の確執が...

   司会の羽鳥慎一「どうも混とんとした状況になってきました」

   きのうも都議会では経済・港湾委員会で激論が交わされた。小池知事が築地再開発構想にかつて掲げていた「食のテーマパーク」が入っていないことを、自民党が「変節し、裏切り行為だ」と追及、知事が「中身は何も変わっていない」と反論して平行線に終わった。

   その委員会終了から5時間後に、二階幹事長の小池支持発言が飛び出し「(小池知事の)実績を見ればわかる。対抗馬は有名人というだけではだめだ」とまで言及した。都政を追いかける政治ジャーナリストの鈴木哲夫さんは「自民党都連が反発するバックには官邸がいる。一方で、官邸と二階幹事長の間には選挙対策や議員不祥事への対応などで不信感がある」と解説する。

   青木理(ジャーナリスト)「築地問題や政局に、きっと背景がありますね」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「すぐそういう話になるが、これは築地に何を残すかという公約の問題ですよ。小池さんは公約を破棄したと認めたうえで出馬しないと」

   菅野朋子(弁護士)「あいまいにすると不信感がつのります」

   複雑なことになってきた。どうも釈然としない。