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俳優斎藤洋介「オレオレ詐欺」100万円被害 「息子じゃない、なんて思いもしなかった!」

   個性派俳優で知られる斎藤洋介さん(67)が昨年(2018年)末、「オレオレ詐欺」(特殊詐欺)の被害に遭っていた。5日(2019年3月)発売の週刊女性(3月19日号)が伝えた。被害額は100万円だが、手口は巧妙で、今注目の「アポ電」に通ずるものもあったという。

   斎藤さんの妻の携帯に次男を名乗る男から電話がかかってきたが、非通知だった。妻が「携帯は?」と聞くと、「落とした」という。いったん電話が切れたが、直後に「遺失物預かりのハシモトです」という電話があった。

「未成年の女性を妊娠させた。慰謝料を払う」

   再び「次男」の電話で、「未成年の女性を妊娠させた。慰謝料を払う」という。初めは500万円が、だんだん金額が下がり、最後に100万円になった。斎藤さんは「事前に色々調査しているのだろう。こちらの懐具合を探るような会話だった」という。

   このあたり今話題の「アポ電」に通ずる。だが、斎藤さんは「息子じゃない、なんて思いもしなかった」という。ここが肝心、被害に遭った人はみんな「息子」だと思い込んでいる。

   法律事務所を名乗る電話で、「弁護士が参りますから手渡してくれ」というので、妻が1人で都内の公園に向かうとスーツ姿の男がいた。妻が「名刺を見せて」というと、携帯を差し出した。携帯では「息子」が「お願いだから信じて。時間がないから」というので100万円を男に渡した。その後、本物の息子から電話があり、詐欺にあったと分かった。

   MC国分太一「斎藤さんは、オレオレ詐欺のロケにも行っている。分かっているのに引っかかっている」

   ニュース雑学おじさんの堀尾正明「久しぶりに息子から電話があったら、嬉しいんですよ」

   息子をかたるとは限らない。孫もあれば甥もある。個人情報が様々な形で流れているのが問題だ。高額商品を買った人、街頭でのアンケート内容や子ども関係の申込書の内容も詐欺師の手がかりになる。

   国分「日本のタンス預金は、43兆円あるといいますからね」