J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

普段は美容整形に厳しいネットの声、告白した有村藍里には好意的な理由は...?

   タレントの有村藍里さん(28)が3日(2018年2月)、ブログで美容整形を受けたことを公表し、反響を呼んでいる。同日、整形手術に至るまでの藍里さんの心の葛藤を追ったドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)も放送された。

   人気女優の有村架純(26)を妹に持つ藍里さん。3年ほど前に新聞記事がきっかけでそれが世間に知られると、容姿について心無い誹謗中傷がネットに書き込まれ、口元にコンプレックスを持つようになった。人と話すときも、「私の顔気持ち悪くないかな」などと考えてしまい、人前で笑うことが怖くなっていったという。

「隠す必要も無いのかな、と思って」その姿勢が吉と出た?

   今回受けた手術は、頭がい骨を6つに分割し、それぞれの骨の位置をずらすという高度なもの。もちろん合併症などのリスクもある。しかし、「もう何も気にせず思いっきり笑えるようになりたい。この胸に残るわだかまりを消したい」という気持ちで決断したそうだ。

   一般的に整形には厳しい声が多い日本だが、藍里さんの整形については「表情が明るくなった」「前よりポジティブ思考になっているし(中略)本人が幸せならそれでいいんじゃないかな」とネットの反応はおおむね好評だ。その理由は整形を告白した、覚悟と潔さにあるようだ。

   藍里さんは公表した理由を「隠す必要もないのかな、と思って。今の私も手術前の私もワタシだから」とブログにつづっている。

   しかし一方で、もともと藍里さんを追い詰めたのもネットの誹謗中傷。ネットには「治すべきは彼女にコンプレックスを感じさせるように仕向けたこの社会」「ネット社会における書き込みが人生を左右する」とその怖さを指摘する意見もあった。

「容姿だけ変えてはいけないのはおかしな話です」

   司会の小倉智昭「もともとベースがキレイだから、ちょっと整形手術すればより一層キレイになるのでしょう。本人が明るくなったのがいいよね」

   中江有里(女優・作家)「有村さんの場合、顔のコンプレックスが心のコンプレックスになってしまった辛さがあったと知りました。一方で、彼女のネットに対する反応が気になります。私もネットで色々書かれますが、ネットは無責任ですから、本当はまともに受け止めてはいけない」

   小倉「古市君は美容整形に反対じゃないでしょ?」

   古市憲寿(社会学者)「もっともっと広まってもいい。人は勉強したらいい学校に行けるし、痩せたかったらダイエットできる。容姿だけそのままでいなければいけないのはおかしな話です。メイクでも美容整形でも自分がなりたい姿になれるのは決して悪いことではない」