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「ポツンと一軒家」たどり着いたらだれも住んでいなかった・・・はずれ9割の悪戦苦闘

   日曜日の夕方から夜は日本テレビ系のバラエティー番組の独壇場だったが、人気急上昇のテレビ朝日系「ポツンと一軒家」(よる7時58分)が猛追している。先月24日(2019年2月)の放送ではとうとう視聴率16・4%と、日テレ系「世界の果てまでイッテQ!」(よる7時58分)を0・1%だが抜き、今週3日(2019年3月)の対決は「イッテQ」が抜き返したが、関西では「ポツン」は19・1%と20。%の大台に迫った。

   衛星写真に写っている山奥の一軒家を訪ね、そこに住んでいる人の暮らしぶりとそれまでの人生を紹介する番組で、バラエティーだがヒューマンドキュメンタリーとしての面白さもある。

   ディレクター、カメラマン、アシスタントディレクターの3人1組で目指す一軒家を決め、ふもとで住人や道順の情報を取材して、やっと車1台が通れるような細い道を右往左往しながらたどり着く。そこには、年老いた夫婦が自給自足していたり、意外にも、若いアーチストが一人で創作活動をしていたりする。

「山奥に素敵過ぎる空き家スペシャル」もやってほしい

   しかし、苦労してたどり着いても、だれも住んでいないというのが、実はほとんどなのだという。番組関係者は「放送までいけるのは1割。10軒のうち9軒ははずれということです。住んでいる人がいても、テレビに出たくないという人も少なくありません」と話す。

   そもそも、この日本でいまどきポツンと一軒家というのはそれほどないだろう。チーフプロデューサーは「家が足りなくなるのを心配しながらロケをしています」と話しているが、頑張って続けてほしい。

   で、どうだろう。たまには「行ってみたら素敵な空き家だった」というスペシャルなんて・・・。(テレビウォッチ編集部)