「ほんの少しの心のやすらぎに」 RADWIMPS野田洋次郎、震災に思い馳せた1曲
2019.03.11 20:19
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ロックバンド「RADWIMPS」のボーカル、野田洋次郎が東日本大震災の発生からちょうど8年となる11日(2019年3月)、ツイッターを更新し、YouTubeに新曲「夜の淵」をアップしたと報告した。
RADWIMPSは12年以降、震災に思いを寄せた新曲をほぼ毎年発表している。野田はYouTube上で
「昨年地震が起きた夜、停電で真っ暗な中SNSなどで恐怖と闘いながら朝を待つたくさんの声を受け取りました。あいも変わらず何もできない自分にもどかしさを感じながら、せめて子守唄に、ほんの少しの心の安らぎになったらいいなと思い今回の曲を作りました」
「8年が経ち、震災を知らない世代が増えていきます。残念だけど、きっと定期的に、どうしたって地震や災害は襲ってきます。僕たちの日常を奪っていきます。その度に、思いやって、思い合ってひとつになれる国であったらいいなと心から願っています」
と、18年に襲った大阪府北部地震、西日本豪雨などの災害についても思いを馳せながら作詞・作曲したことを明かしている。
YouTubeのコメントやツイッターのリプライ(返信)欄には
「洋次郎はRADWIMPSは 震災をずっと忘れない。その真摯な姿勢が大好きです。星たちよりも星座たちよりも近くにいる大切な人を大切にしようと思いました」
「今年もありがとう。いつも、考える機会をくれてありがとう」
などのコメントが寄せられた。また、8年前に地震が発生した14時46分に曲が投稿されたことに対し
「洋次郎の声が透き通ってて綺麗で、14時46分にアップするところとか映像とか全てが好きです」
「黙祷と同じ時間に。。ありがとう。洋次郎のメッセージも胸が熱くなりました」
と、震災を経験した多くのユーザーが野田のメッセージに勇気づけられたことを投稿している。