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「干されてもいい。息子と一緒にいたい」。高嶋ちさ子さんが剛速球の「仕事セーブ宣言」

   歯に衣着せぬ強烈な物言いで人気のバイオリニスト、高嶋ちさ子さん(50)が10日(2019年3月)、「仕事はセーブさせて頂きます。それで干されても良い」と、ブログで突然の「仕事セーブ宣言」をした。

   6歳でバイオリンを始めた高嶋さん。1994年には米「ニュー・ワールド・シンフォニー」に入団、翌年には日本でCDデビューしているが、竹を割ったような性格やブレない姿勢が多くの共感を呼び、一躍大人気に。今ではバラエティー番組でも引っ張りだこだ。

「私は仕事人ではなく、お母さんなので」

   人気絶頂の中の突然の仕事セーブ宣言の理由は、人気者ならではの悩みだ。現在はほとんど家にいる時間がないという高嶋さん、多感な年ごろでもある12歳と9歳の息子たちと過ごす時間を確保したいというのだ。

   高嶋さんはブログに「まだまだ可愛い息子が、この1ケ月、荒れに荒れています。原因は私です。一緒にいればわかること、出来ることが何も出来ていなくて、本当にかわいそうな思いをさせています」とコメント。

   そして「私は仕事人ではなくお母さんなので、仕事はセーブさせて頂きます。それで干されてもよいです。このままだと息子に干されそうなので」と宣言した。

   さて、この「宣言」を事務所は事前に知っていたのだろうか?フジテレビの加治佐謙一芸能デスクは「事務所は把握していなかったと思う。真夜中に更新していますから」と話す。どうやら、ブログ更新は事務所に対しての「牽制」の意味もあったようだ。

アグネス・チャンVS.林真理子論争以来の快挙

   芸能界で「ワーク子育てバランス」についてここまで直球で言及する例は珍しい。加治佐デスクは「アグネス・チャンさんと林真理子さんの『子連れ出勤』の是非をめぐる論争以来」と評価する。

   中江有里(女優・作家)「働きながら子育てをしている女性って、(職場と家庭)どちらにも遠慮しているところがある。牽制の意味もあるかもしれませんが、こういう風に言えるのは高嶋さんの自信でもあると思う」

   キャスターの伊藤利尋「特に、下のお子さんの今の状態に気を揉んでいるところはあるみたいです。超多忙ということもあり、ちさ子さん流にブレーキをかけられたのかな」

   中江「私の親も働いていましたが、子どもの時、寂しいとはなかなか言えなかった。でもちょっと伝えるとそれに応えてくれて、その姿勢が大事だと思います。常に一緒にいてくれなくても、自分のことを考えてくれるというのはすごいメッセージになっていると思う」