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働きやすい会社かどうか?この「三か条」でチェック!HPと職場見学で見極め

   「非正規の働き方改革」特集ということで、博多大吉キャスターが「パートや派遣、契約社員として働いているみなさん、ぜひご覧ください」と取り上げ、森田洋平アナが非正規社員も含めて全社員の残業時間を減らし、有給休暇も取りやすくした東京・江東区のIT企業を紹介した。

   この会社は毎週水曜日は「ノー残業デー」で、終業時間の17時半が近づくと、「定時退社で心も体もリフレッシュして、あすからの仕事に備えましょう」とのアナウンスが流れ、ほとんどの人が一斉に退社する。

   一人あたりの残業時間も、月平均35時間から20時間以下に減ったという。課長は部下の勤務状況を毎日つぶさに把握し、特定の人に残業が集中しないよう仕事の割り振りをする。残業が増えている社員がいたら、「他の人にお願いするか、チームで仕事できるように対応してほしい」と直接の声かけもする。

   残業が減ると収入源が気になるが、20時間分の残業代をあらかじめ手当として毎月支給している。残業が20時間を下回ればお得になるわけだ。

   有給休暇を取りやすくする工夫もしている。1日、半日だけでなく、1時間単位で休みが取れるのだ。契約社員の塙英子さんは「午後に子どもの懇談会がある時に、14時から3時間というように時間休を取っています」と話す。

   さらに、「一斉有休の日」がある。たとえば、来週は22日(2019年3月)の金曜日金を一斉有休にし、春分の日の21日から24日の日曜日まで4連休になるようにした。

   こうした待遇は、正社員も非正規社員も同じように対象にしている。

契約前に「労働条件通知書」必ず確認

   安倍内閣は「働き方改革」を言うが、多くの人は実感がないのではないか。

   働きやすい職場を見つける「三か条」というのがあるという。「しゅふJOB総研所長」の川上敬太郎さんがアドバイスする。

   一つ目は「企業のホームページをチェックする」

   社長のブログや社内のイベントの様子などが掲載されていることがあり、自分に合った社風かどうかの参考になる。最新情報のページが更新されていないと、忙しすぎるハードな環境なのかもしれないと推測ができる。

   二つ目は「面接で職場見学をお願いしてみる」

   面接で聞いた話と実際の職場に大きな差がないか見極められる。大吉キャスターは「見学したいと言ったら、『面倒くさいなぁ、じゃあいいよ、君は』みたいにならないですか」

   川上さん「聞き方がポイントになります。たとえば、『1日も早く職場に馴染めるように、差し支えなければ実際に職場を見せていただいて働くイメージを具体的に持って臨みたいのですが』という風に伝えれば、嫌な印象にはならないと思います。逆に、隠そうとする会社かどうかという判断もできます」

   ゲストの渡辺江里子(阿佐ヶ谷姉妹)「求人に、『明るい職場です』ってよく書かれているけど、その明るさもさまざまですよね。自分に合う明るさかどうかわからないから、見学はいいかもしれないですね」

   三つ目は「労働条件通知書を確認する」

   契約時に企業は必ず示さなければならないと法律で決められているもので、とくに勤務時間や休暇、賃金の項目が求人と違いがないかチェックする。