2019年 9月 17日 (火)

失敗、転じて、まんまとイメチェンを成功させた曲者の弁護士。ちょっと買いかぶりすぎか、ゴーン氏の保釈騒動
<カルロス・ゴーンの保釈騒動とその後の報道」>(各局)

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   ドジな保釈時の変装劇を、SNS上で謝った2番手の担当弁護士は、あまり頭がよくないか、反対に超頭がいいかのどちらかである。何故なら、弁護士は「ゴーン氏が築いてきたキャリアに泥を塗るような行為だった」と変装劇を謝っているが、どっこい、それは違う。ノッポのSPが取り囲んで歩く金正恩とそっくりな、男たちに囲まれた真ん中で、1人工事人のスタイルで歩くゴーン氏を、まさかマジに変装させたとは思えないくらい下手くそな演出だったからだ。
   つまり、この滑稽さによって、保釈後のゴーン氏は何十億円もの会社の金を使い込んだ極悪人から、ユーモラスで滑稽で、どこか憎めない人というイメージにあっさり転換してしまったからである。そこまで計算していたとすれば超アッパレ。まさか。特に、家族とお手てつないで新宿御苑を歩く姿は、背は低いし、初老だし、威圧感がまるでなく、反対に〇〇〇〇男にブスリとやられやしないかとこっちが心配してしまう存在になっている。+イメージに大転換!
   これこそテレビ映像の副産物で、たくまずして逆転ホームランだ。近々行われるという記者会見でも、通訳が入ると印象が変わるから、よほど憎たらしいことを言わなければ、彼の存在のユーモラスなバカ変装の効果が持続する。ひょっとして宮崎駿によく似た2番手弁護士の深謀遠慮であったなら、CIA並みの高等戦術だが、まさかね。今回くらいテレビ報道の予想外の効果に笑ったことはなかった。(放送2019年3月10日)

(黄蘭)

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