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「エムフェイス」で大富豪になろう!2万3000人181億円だました66歳女の感動的ウソ話

   会員交流サイト「エムフェイス」の広告掲載権と称して、2万3000人以上から181億円をだまし取った会社役員の吉野美穂子容疑者(66)ら4人が、11日(2019年3月)に特定商取引法違反の疑いで警視庁に逮捕された。広告の電子クーポンを買えば3年後に100倍になると勧誘し、吉野は「大富豪排出システム」をうたい、巧妙な話術でだましていた。

   被害男性は「彼女と話すと、ストーリーがドラマチックで、感動的なんです」と話す。講演の記録ビデオには、ステージ上から「電車に飛び込んで死のうとした瞬間に電話かがかかってきました」「ド貧乏で死ぬかと思ったのに、敗者復活戦で大金持ちになりました」「おカネが増え続けます」と、サクセスストーリーを並べていた。

   被害女性の1人は、100ドルで買った電子クーポン140枚がネット上で10日たらずのうちに270枚に増えたが「換金方法をコロコロと変えられ理解できなかったという。

   キャスターの宇賀なつみアナ「実際には、ほとんど換金できませんでした」

おいしい話ほど危ない

   司会の羽鳥慎一「画面上の数字なんてボンボン上げられますからね。仮想通貨、電子クーポン、SNSと、高齢者にはわかりにくい」

   高木美保(タレント)「3年後に100倍といわれた時点で変ですよ。壇上から講演のテンションで語りかけられると、人は信じてしまいます」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「おいしい話なら、自分で儲ければいい。人に持ってくるのは、巻き上げようとしているんだと気づかないとダメですよ」