2019年 5月 22日 (水)

<ひよっこ2>(NHK総合)
あっという間にみね子たちの世界に引き戻された!奥茨城、すずふり亭、あかね荘・・・みなさんお変わりなくてなにより

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    早いもので、好評を博した朝ドラ「ひよっこ」が終了してもう2年が経つ。「ひよっこ2」はあれから2年後の1970年秋を描くスペシャルドラマだ。

   桑田佳佑が歌う主題歌「若い広場」は変わらず。が、タイトルバックのミニチュアたちが新しくパワーアップしていた。このスペシャルのためにわざわざ新しいタイトルバックを制作したのだ。しかも、これが凄く凝っていて、思わず、録画していたものをスローで再生し、ひとつひとつじっくりと確認した。 そろばんで作られていた団地が電卓に代わっているなど、細部にまでこだわりを見せる。オープニングだけで、制作者たちの「ひよっこ」愛がガシガシと伝わってくる。

   もちろん本編でも、奥茨城の人たちも、すずふり亭の人たちも、あかね荘の人たちも、乙女寮のみんなも、あいかわらずの日々を送っているようで、なにより。そんな日常を描きながら、登場人物のいまをさらりと紹介するあたりが本当に巧い。あっという間に、「ひよっこ」の世界に連れて行かれた。

痩せた佐藤仁美いじったり、朝ドラの即席ラーメン登場したりとくすぐり巧み

   くすぐりも満載で、たとえば、ヒロインみね子(有村架純)の先輩ウエートレスで、奥茨城に嫁いだ高子(佐藤仁美)が痩せた話を、姑のきよ(柴田理恵)がする場面。「高子痩せたでしょ。棚の上に隠していたお菓子缶をとろうと脚立に乗ったら、重みで脚立が壊れて痩せようと思ったんだ」とかなんとか。ライザップで痩せた佐藤仁美をいじっているようにも見えた。

   こんな場面もあった。中華料理屋の店主・五郎(光石研)が、「インスタントラーメンができてから、うちは右肩下がりだ。今の子どもはラーメンといえばインスタントだ。あんなもの発明した奴どこのどいつだよ、出てこーい!」とぼやく。これも、いままさに放送中の朝ドラ「まんぷく」をちゃっかり取り込んだものだ。萬平さん(長谷川博己)がどこかでくしゃみしているのではなかろうか。

小さな幸せに気づかせてくれる心温まる秀作

   さらに、「すずふり亭」のコック・元治(やついいちろう)が自分の生い立ちを語る場面で、「俺は戦災孤児でさあ、親の顔も知らないで・・・」という台詞があったが、これは、4月(2019年)から始まる朝ドラ「なつぞら」のヒロインなつ(広瀬すず)が戦災孤児だったというのにも通じる。

   増田明美のナレーションもあい変わらず愉快だし、小さな幸せに気づかせてくれる心温まるドラマになっている。

   ピエール瀧の一件で、「あまちゃん」総集編の後半が放送中止になったが、「ひよっこ」は「ちゅらさん」のように、何年か後にまた登場人物たちのその後を見せて欲しい。どうか出演者の身になにごとも起こりませんように。全4話。(3月25~28日よる7時30分)

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