徳川家康が他人に食べさせなかった『真っ黒あんこが透ける極薄皮の饅頭』―伊藤沙莉「甘いのにしつこくない」
「JAPA-NAVI」コーナーで、女優の伊藤沙莉が東京の老舗をめぐった。1349年、室町時代に創業した中央区明石町の和菓子店「塩瀬総本家」は、日本で初めて饅頭を作ったといわれている。もともとは奈良に店があったが、徳川家康がここの饅頭を気に入り、江戸城を開いた時に江戸に呼び寄せたと伝えられている。
きめ細かいこしあんを、千葉県産のやまといもと米粉で作った真っ白な皮で包む。見た目にも美しい逸品である。
御年95歳にして、現役の女将・川島英子さんも店の魅力のひとつだ。
伊藤「おいしい!」
川島さん「あんがこんなにいっぱい入っているのに、全然しつこくないの」
伊藤「そうなんです。それが言いたかった」
博多大吉「いまはボクらでも食べられます」
塩瀬のもうひとつの名物が「本饅頭」。真っ黒のあんこを丸く固め、透けるほどの極薄の皮で包んだもので、「ギリギリまでたくさんのあんこを食べたい」という家康のわがままを叶えるため、このような形になったという。
川島さん「お留め菓子になさったんです。他の人は食べられない、家康さんだけが食べるお饅頭にしたの」
伊藤「意地悪ですね。独り占めしたんだ」
スタジオで試食した博多大吉キャスターは「(あんこが透けているから)パッと見はあんこのかたまりにしか見えないですよね。飲み込んだら口の中にちょっと皮が残る感じです。家康公しか食べられなかったものを、今は食べられてありがたいですね」
田村直之アナ「甘すぎないですよね」
ケンドーコバヤシ(博多華丸キャスターの代役)「全部食べちゃいました」