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結婚は当人の気持ちが重要と考えます――佳子さん「勇気ある発言」感涙にむせんだ
先週から週刊文春、週刊新潮が"総力"を挙げているのが「佳子の乱」である。私も、海外へ出発前に秋篠宮佳子さんの出した文書を見て、すごいことをいったものだと感涙にむせんだ。皇室の歴史の中で、これほど勇気ある発言をしたのは、私が知る限り、皇太子の雅子妃に対する宮内庁や報道への反論以外は知らない。
国際基督教大学(ICU)の卒業式に出席した佳子さんは、大学構内で記者団の写真撮影に応じ、「充実した学生生活を送ることができ、感謝しています」と述べたという。朝日新聞DIGITAL(3月22日16時30分)によると、<佳子さまは卒業にあたり、宮内記者会の質問に文書で回答し、「一つの分野を集中的に学んだ経験も、幅広く学んだ経験もこれからの仕事に活(い)かすことができれば」と記した。
佳子さまは文書で、延期となっている姉・眞子さまと小室圭さんとの結婚についての質問にも答えた。「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています」とし、「姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい」と記した。
眞子さまについては「いつでも私の味方でいてくれました」と振り返り、「いつもありがとうと思っています」と感謝した。また「姉の件に限らず、以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています」と言及。「今回の件を通して、情報があふれる社会においてしっかりと考えることの大切さを改めて感じています」と述べた。過熱する報道などを念頭に置いた発言とみられる。
一方、自らの結婚は「遅過ぎずできれば良い」とし、相手がいるかどうかについては「今後も含めお答えするつもりはございません」とした>
姉の眞子さんの小室圭との結婚問題に踏み込み、お姉さんは一途に思っているのだから、その意思を尊重してといい切ったのである。
それに加え、これについての一連の報道に対しても、嘘か誠か分からない報じ方に、自分でしっかりと考えることが大切だと、報道への疑問をハッキリと述べたのである。先週の週刊文春は、皇室記者が「まさかここまではっきり仰るなんて・・・」とあ然としていた。
週刊文春によれば、佳子さんと両親との仲は、秋篠宮が手をあげることもあったそうで、以前からしっくりいっていなかったという。そうであっても、娘としては、父親がこの結婚に前向きでないのに、それに反旗を翻すのは相当な覚悟がいったこと、間違いない。週刊文春は、この文章は秋篠宮夫妻は事前に目を通しているはずだが、子どもの自主性を尊重してきた手前、手を入れるようなことはしなかったという。
一方の週刊新潮はかなり厳しいいい方であった。どこのニュースサイトかは知らないが、<「国民のことをまるで考えていない思慮の浅い言葉でした。悠仁様は、大丈夫なのか」という、批判が多く寄せられている>というのである。
そして、<その文言を読む限り、皇族というお立場を理解なさっていないとの指摘は止むを得まい>と切り捨てるのだ。これはご両親への宣戦布告で、学習院へ行っていれば違っていたのにと、秋篠宮家の教育方針にも疑問を呈するのである。こうした娘たちの反乱に、父親である秋篠宮は、このところやせて、心ここにあらずという態だという。
今週の週刊文春によると、ダンス練習に打ち込み、HIPHOPダンスが得意な佳子さんに、そうしたダンスは皇族にふさわしくないという考えを持っている母親・紀子さんが強く反対して、以来、眞子さんの結婚問題もあり、「母娘断絶状態」だそうである。
母親の意に背く姉妹、そのイライラを出入りの人間たちにぶつける紀子さんの間で、苦悩しているのが秋篠宮さんという構図になる。これからどうなるのか予断は許さないようである。