2019年 9月 16日 (月)

<きのう何食べた?>(テレビ東京系)
名優はゲイ役が巧い!「西島秀俊&内野聖陽」おっさん2人がじゃれ合う贅沢な深夜の飯テロ

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   「モーニング」(講談社)に連載中のよしながふみ原作漫画をドラマ化である。弁護士の筧史朗(シロさん)と美容師の矢吹賢二(ケンジ)の2人のゲイがともに暮らす日々を描いて人気だ。タイトルでもわかるように、食べることが詳しく描かれており、それだけで料理レシピ本のよう。買い物の際の食材の選び方に始まり、料理の手順、おいしく作るための一工夫、こだわりなどなど、ためになる情報が満載。食べてみたくなるグルメ漫画はたくさんあるが、この漫画は作って食べてみたくなる。

   「孤独のグルメ」など一連の深夜の飯テロドラマに、昨年大ヒットした「おっさんずラブ」(テレビ朝日)の男同士のラブ要素を加えたハイブリッドドラマで、注目度も高い。

NHK大河ドラマの主役・準主役が恋人同士

   とにかく配役がいい。堅物で節約家で料理上手のシロさんを西島秀俊、明るく人なつっこいが、お金にはルーズなケンジを内野聖陽が演じる。「八重の桜」の西島と、「風林火山」「真田丸」の内野と、NHK大河ドラマのメインどころを張る2人の名優で、こういう小品をやるというのはなんと贅沢なことか。

   初回は、原作の第1話とほぼ同じ展開で、余計な主張もなく、原作へのリスペクトを感じた。原作ファン(私もその1人だが)も納得の出来ではないか。初めから2人がもう役をものにしていて、シロさんとケンジにしか見えないところが凄い。

   シロさんが作る「鮭とごぼうの炊き込みごはん」も「小松菜と厚揚げの煮びたし」も美味しそうだ。よく見ると、西島がパナソニックのCMキャラだから、部屋の中の家電がパナソニックなのもご愛嬌である。

西島、内野・・・さて、どっちが女役でしょう?

   ゲイをカミングアウトしていないシロさんと、カミングアウトしているケンジ。美容院の客に自分がゲイであることや弁護士の彼と一緒に住んでいること、その彼が女役だなどと話したことが、シロさんにバレて喧嘩になる。「出てけ!」と言われ、「店長は奥さんや子どもの話をするのに、なんで俺だけ一緒に住んでいる人の話をしちゃいけないの?」と訴えるケンジの捨てられた子犬のような表情が笑える。

   「もう飯にしよ!」とケンジに言われ、「ずる~い、ごまかした」と言いながらもシロさんは嬉しそう。そういうやりとりが微笑ましく愛おしい。男とか女とか関係なく、大切な人、わかりあえる人と一緒に暮らすっていいなあと思えるドラマだ。

   「おっさんずラブ」の吉田剛太郎といい、名優はゲイ役が巧いこと!(金曜0時12分)

くろうさぎ

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