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桜田失言でわかった「永田町では大震災はもう遠い昔」復興五輪も名ばかり

   東日本大震災の被災者をからかう発言で桜田義孝五輪担当相は更迭されたが、被災地では中央の政治から置き去りにされ始めている表れという受け取り方が強い。

   宮城・南三陸町では、きのう11日(2019年4月)も行方不明者の捜索が続けられていた。海岸の砂を掘り返して、手がかりを探す。地震が発生した午後2時46分には黙祷も捧げられていた。その三陸町では、「被災地が大変な思いをしているのに、政治家の方が大事だというのでしょうか」「呆れてものも言えないですよね。(辞任は)当然でしょう」という声が上がっていた。

軽口のネタにしたり地名間違えたり・・・

   岩手県の達増拓也知事は「復興について、あのような軽口が出るというのが信じられない」と呆れ、宮城・気仙沼市の菅原茂市長は「とても残念。復興五輪の名が泣く」と眉をしかめる。

   国会答弁で、桜田元大臣に「いしまき市」と繰り返し呼ばれた石巻市の亀山絋市長は、「市名くらいはきちんと確認して話していただきたい」と怒る。

   司会の国分太一「東京オリンピック・パラリンピックは、復興五輪という位置付けでもあるんですよね。発言への怒りもありますが、(被災地の)信頼回復を早くしてもらいたいですよ」