小学校2年生の女の子が執筆した「ほいくえん、ようちえんのみんなへ しょうがっこうがだいすき」という本が話題になっている。体験をもとにした、学校が好きになるためのアドバイスが詰まっていて、昨年9月(2018年)に自費出版したところ、「Yahoo!!ショッピング」本の総合ランキングで1位となった。今月末(2019年4月)には絵本として出版される。
「しょうがくせいになるまでに、やるといいこと。しょうがくせいになったら、やるといいこと」というサブタイトルがついていて、こんな内容だ。
「ひらがながかけるように、れんしゅうをしておこう。とくに、じぶんのなまえはかけないと、こまるよ。『じぶんのなまえをかいてください。』って、にゅうがくしきのときに、せんせいがいうから」「おおきなこえでへんじができるようになっておこう」「ひとのはなしをきけるようになろう」
小学生ならではの視点でまとめられ、学校が好きになるアドバイスが満載だ。
本を書いたのは、秋元ういちゃん(8歳)で、この4月から3年生になった。本を書こうと思ったきっかけについて、「お父さんが本を書いてテレビに出ていて、私も本を書いたらテレビに出られると思ったから書きました」と笑いながら話す。父親の祥治さんは経営コンサルタントで、「20代に伝えたい50のこと」という本を出版している。
書きたいことをノートにまとめてから、タブレットに1文字ずつ自分で打ち込んだ。今ではファンレターも届く人気ぶりに、祥治さんは「読んでくれた子どもが『これで行きたくなった』と言ってくれるんだったら、少しでもたくさんの人の手に届けばいいなと思います」と話す。
将来なりたいのは「お笑い芸人、お金持ち、パンケーキ屋さん、床屋さん」
ういちゃんが将来なりたいのは、「お笑い芸人、お金持ち、パンケーキ屋さん、床屋さん」の4つだ。「お金持ちになって、大きな家を建てて、お手伝いさんを呼んで、楽に過ごす」と将来の夢を語っていた。
近藤春菜キャスター「本には、学校を楽しむためには、努力しなくちゃダメなんだよということが書いてあります。大人にも通じるものがありますね」 菊地幸夫(弁護士)「大人が忘れがちな、子ども目線での小学校に入りたての時の感覚が伝わってきますね」
司会の加藤浩次「お父さんのコンサルタントの血を引いてます」