2020年 12月 1日 (火)

物語に必然性が感じられぬだけでなく、魅力的な人物もいない総じて品のないドラマ
<あなたの番です 第1回、第2回>(日本テレビ系)

   毎日新聞の記者座談会でも賛成と反対が極端に分かれていた当作品。筆者は全く買わない。ドラマ全体に香りというか品がない。あるマンションの分譲部分を購入して入居した新婚夫婦の手塚翔太(田中圭)と菜奈(原田知世)は、逆転の年の差婚だ。つまり、妻の方が夫より15歳も年上であるが、イチャイチャと仲はいい。

   入居早々に住民の会議があり、そこで、冗談で「死んでほしい人」の投票を行ったところが、管理人の床島(竹中直人)が、まず、最初の犠牲者として転落死体で発見される。住んでいる人間たちもみんな陰気臭くて裏がありそう。これから毎回誰かが殺されてゆくのか知らぬが、物語に何ら必然性が感じられないし、意味不明だ。

   久しぶりの原田知世は中年の視聴者にとって、かつての憧れのアイドルだったかもしれないが、まるで、ちびまるこちゃんみたいなザンギリ髪が若作りでヘン。年上女房に「ナナちゃん、ナナちゃん」と甘ったれる翔太もバカっぽいだけ。大体、賃貸マンションと比べれば、分譲マンションの管理人は、住民による雇われ男なのだから、この床島のように住民に対して威張り散らしたり出来ない。脚本家がそもそも貧乏で賃貸しか住んでいなかったのかと思いたくなる。

   交換殺人などと予告にあるが、物語全体に机の上であーだこーだと操って作り上げたような必然性のない作為が感じられて面白くもおかしくもない。何よりつまらないのは魅力的な人物が皆無なこと。(放送2019年4月14日22時30分~、4月21日22時30分~)

(黄蘭)

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