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世界卓球でわかった日本の弱点!ダブルス強いけどシングルス勝てない・・・東京五輪は大丈夫か

   ハンガリー・ブダペストで行われている卓球世界選手権女子ダブルスで、日本の伊藤美誠・早田ひなペアは2大会連続でメダルを獲得した。昨夜25日(2019年4月)に行われた準々決勝で、北朝鮮ペアを4-1で破って準決勝に進み、3位決定戦は行われないため、銅メダル以上が確定した。

   同じ女子ダブルスでは、佐藤瞳・橋本帆乃香ペアも4-0で台湾の鄭・劉ペアに勝利し、「みまひな」ペアと準決勝で対戦するので、日本ペアの決勝進出が決定した。これは48年ぶりの快挙だという。

   混合ダブルスでは吉村真晴・石川佳純ペアが準決勝でドイツのフランツィスカ・ソルヤペアを破り、決勝進出を決めた。

   ダブルスの活躍はめざましいが、シングルスがパッとしない。男子の張本智和選手は4回戦で世界ランク157位と格下の韓国のアン・ジェヒョン選手に完敗し、伊藤美誠も女子シングルスでは3回戦で中国の「最強の10代」と言われる孫穎莎選手に敗れた。

中国には「世界最強の10代」登場

   この結果、東京五輪代表争いが熾烈になってきた。男女各2人の代表選考基準は、シングルスが来年1月発表の世界ランキング上位2人、男女各1人の団体戦はシングルの代表候補とペアが組めて活躍が期待できる選手。この4月の女子世界ランキングは、6位が石川佳純、7位が伊藤美誠、9位が平野美宇、34位が早田ひなとなっているので、このままいけば女子シングルス代表は石川と伊藤、団体では伊藤とペアを組む早田が選ばれる公算が高い。

   長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「日本の卓球は中国を追い越したという感じもあったけど、まだまだだね。孫穎莎選手は怪物だね。あのリターンはものすごい。今後は世界中の選手が孫を追いかけることになりそう」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「誰が真の王者かと言われたら、シングルスの王者なわけです。ダブルスではない」

   長嶋「ダブルスで勝ったのはチームワークで、それが日本の真骨頂。でも、日本もシングルを強化していかないといけない」