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カップめんがまるでイタリアンに!? 災害時にも使える電気・ガスなし調理法とは

   きょう7日(2019年5月)が令和最初の「あさイチ」放送だ。「クイズとくもり」コーナーで「カップめん」を特集した。

   長期保存でき、非常食としても重宝するカップめんだが、災害でガスや電気が止まると熱湯が使えない。実際、2016年4月に発生した熊本地震の被災地では、支援物資として届けられたカップめんが大量に余ったという。

   災害時の食について研究している甲南女子大学の奥田和子名誉教授もボランティアとして熊本に赴いていたが、「ライフラインが止まっている時にカップめんを大量にもらってもどうにもならない」と実感。ガスや電気を使わずにカップめんを食べる方法を研究し始めた。

袋めんは水で戻せないので要注意

   その作り方とは、規定の線まで水を入れて30分、調理時間5分のカップめんなら35分ほど置くだけ。試食したスタッフは「うまい。めんがちゃんと戻っていて、芯も残っていなくて食べやすいです」と驚いた。

   奥田さんの研究者仲間から水以上に好評だったのが、野菜ジュースで戻したカップめんだ。野菜の旨味で味に深みが加わり、避難生活中の栄養バランス向上にも期待できるという。

   スタッフ「おいしい!イタリアンを食べているみたい。野菜の甘味とカップめんのスープのバランスが取れている感じがします」

   奥田さん「災害時は非常事態なので、機転をきかせ、いろんな飲み物を活用する発想が大事です」

   近江友里恵キャスター「水で戻す方法はカップめんでは可能ですが、ほとんどの袋タイプのめんでは水で戻して食べることはできないのでご注意ください」

ピコ花子