J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「Wi-Fiつながんねえ」と店に抗議、商品を巻き上げる動画が大炎上 なぜ店は被害届を出さない?

   客「なんでWi-Fiつながんねえの? おかしいだろうが!!」

   店長「はい、申し訳ございません」

   客「はい、じゃないんだよ。ごめんで済んだら、警察もいらねえよな!!」

   先月27日(2019年4月)、大手ファーストフード店にクレームをつけた客の男が自分で撮影した動画だ。わずか2日で100万回以上再生された。

わずか2日で100万回以上が再生された

   男はWi-Fiがつながらないと店長を恫喝。さらに「サービスぐらいした方がいいんじゃねえの?」と言って商品をタダで要求、無料で受け取った。

   これをSNSに投稿したのはクレームした男の知人だ。理由について、「動画が送られてきて内容を確認、これはさすがにヤバイと思って世の中に見てもらい、どういう反応が出るのか、どういう悪いことをしたのか、本人に自覚してもらいたくて投稿しました」と話す。

   動画は瞬く間に拡散され「バカッターなのか」「恐喝だな」と大炎上。クレームをつけた男は批判を受けて店に謝罪したという。

   古谷有美アナ「こういった動画、本当になくなりませんね。心が痛みます」

   弁護士の三輪記子氏は「相手を脅迫したうえで商品を取るのが目的だったと判断される可能性もある。その場合は脅迫罪が成立するが、店側が被害届を出さなければ警察が動く可能性は低い」とみている。

   倉田真由美(漫画家)「店側も理不尽なクレームに負けないでほしいですね。警察を呼んでもいいんじゃないかな」

   キャスターの堀尾正明「日本の会社って、お客様第一主義なので、どんな理不尽でも謝り続けるというステレオタイプの対応があるので、客も付け上がるんでしょうね」