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<なつぞら>(第33話・5月8日放送)
ディズニーアニメに魅了されるなつ・・・映画が終わっても呆然として立ち上がれず

   なつ(広瀬すず)と天陽(吉沢亮)は帯広の映画館にディズニーのアニメ映画「ファンタジア」を見に出かける。照男(清原翔)がチケットをくれたのだ。照男は本当は自分がなつを誘いたかったのだが、言い出せなかった。

   映画館は満員。いよいよディズニーの映画がはじまった。映画は演奏に合わせて幻想的な画が映し出され、なつは映画の世界に夢中になる。動物や自然の動きが、想像をはるかに越える世界が広がっていた。映画が終わってからも天陽に声をかけられるまで、心かなたに飛んだままだった。

   本編の後にこんな紹介があった。スクリーンに「東洋」の文字とともに、東洋映画社長の大杉満(角野卓造)が映し出される。「みなさま、このたび日本で初めて長編漫画映画を東洋によって世に送り出すために、新しいスタジオが完成しました」

   そこに「東洋動画スタジオ」が写り、作画監督の仲努(井浦新)が出演してるのを見て、なつは思わず身を乗り出す。「陽平さんが働いているのあそこよ」

   「私たちの漫画映画の第1弾は、中国の昔話『白蛇姫』をイメージした作品になります。どうか、私たち東洋動画をよろしくお願いいたします」
「白蛇姫ってすごい偶然じゃない? ファンタジアもすごかった」

「東京に行きたいんだろ?」と天陽に聞かれて、「無理無理無理」となつ

   二人は映画の帰りに雪月に立ち寄った。「映画よかったね。音楽を表現できたり、恐竜の時代を表現できたり、妖精や悪魔、神様までなんだって表現できるんだもの」と興奮しながらいうなつに、天陽はこんなことをいう。

   「なんでもできるっていうのは、何もない広い土地に行くのと同じだからな。自分で作れる種をつくって、作れる方法をあみだして・・・。それでも、なっちゃんは行きたいのか、そういう土地に」

   なつはしばらく考えて、「無理だよね。私がそんなところに行けるはずがない。私にできるはずないよね。アニメーションなんて」

   天陽「本当は行きたいのだろ」

   なつ「無理無理無理!芸術大学にいる陽平さん(犬飼貴丈)とは違うから」

   陽平は天陽の兄で、東京藝術大学に通いながら「東洋」で働いているのだ。夏は映画を見ていよいよアニメの世界へのあこがれが強くなっていた。(NHK総合あさ8時放送)