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「LED照明」から発火!?旧式の蛍光灯タイプに接続してると知らないうちに回路焼損

   博多大吉キャスターが「家の照明が原因で火災になるということなんですが、どういうことなんでしょうか」と取り上げた。

   省エネで熱が出ず安全というイメージのLEDランプに過剰な電流が流れ、発煙・発火する事故が最近増えているという。日本照明工業会技術部の鈴木篤さんは「器具とランプのマッチングがよく取れていない。適合が十分ではないことが原因の第一です」と解説する。

   天井などの照明器具は旧タイプで、LEDに対応していないものが少なくないが、従来の蛍光灯の接続部分がそのままLEDでも使えてしまうケースがあるという。「間違ったものを使っても、当初は大きな問題が生じないで使えることが多々あります。使い続けて1週間後、半年後、1年後に中の回路が焼損してしまう事例が報告されています」(鈴木さん)

品番表示写メして電気店に選んでもらう

   博多大吉「ちゃんとはまればこれでいいと思っちゃう。照明器具がLED対応か非対応かなんか見たことありますか」

   ゲストの清原翔(俳優)「気にしたこともなかったですね」

   安全にLEDを使うにはどこに注意したらいいのか。

   森田洋平アナ「従来の蛍光灯用器具に付けても大丈夫なLEDランプもあるんですが、万能ではなくて、蛍光灯用器具がどんなタイプなのか把握して、それに合ったものを選ぶ必要があります」

   蛍光灯でも「直管形」は、点灯の仕方によって「スタータ式」「ラピッドスタート式」「インバータ式」の3種類がある。サークル形は「スタータ式」と「インバータ式」だ。電球形のLEDランプは基本的にさまざまな器具で使えるが、「調光器用電球」と書かれたものは専用の器具でしか使えない。

   これらは、照明器具の品番などが書かれた表示に「○○式」と記載されている。この表示をスマホなどで撮影し、電気店で安全に付けられるLEDランプを選んでもらうとよい。

   森田アナ「これも手間だ、わかりにくいという方は、天井の器具を丸ごとLED対応のものに取り替えるか、蛍光灯を使い続けるという選択もあります」