2024年 4月 21日 (日)

「悠仁親王襲撃未遂」刺すつもりだったローンウルフ型テロリスト!継承2位の皇族なのに警備ユルユル

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   秋篠宮家の長男・悠仁(ひさひと)の机の上に、刃物2本を置いた長谷川薫容疑者(無職・56)は、「刺すつもりだった」と供述しているという。週刊文春によれば、長谷川はお茶ノ水女子大の正門を乗り越えて侵入し、中学校の校門前のインターホンに「工事の者」と話し、やすやすと教室に入り込んだそうだ。

   長谷川は京都市内で母親と2人暮らし。警視庁捜査一課は「ネットで目にした天皇制反対という思想にかぶれた"ローンウルフ型"のテロリストに近いと見ている」そうだ。

   皇位継承順位第2位の要人への物騒な犯行だけに、警備体制に問題はないのか見直す必要があるだろう。お茶の水中学の元PTA幹部が、保護者は敷地に入るためIDを提示するが、顔写真もなく申請すればだれでも入手できると話している。

   また、女性セブンでは、宮内庁関係者が、お茶の水は警備に不安があり、万全の警備をするなら学習院にするべきで、秋篠宮夫妻がお茶の水を選んだために「起こるべくして起きた事件」だと、批判を口にしている。

   解せないのは、事件発生当日、悠仁は自宅に戻り、母親の紀子妃と一緒に長野県へスキーに行っていることだ。中学校や警備の人間から事件のことを聞いていなかったようで、翌日、予定を切り上げて帰京したという。現在の宮内庁次長は元警視総監の西村康彦である。彼の責任も問われて当然であろう。

   週刊文春によれば、英国では「王室警護」に、MI6(対外秘密情報部)やMI5(情報局保安部)などが緊密に連携して当たり、王室の子どもたちの学校の行き帰りを厳重に警備しているという。秋篠宮は皇嗣になっても警護は軽くしてくれといっているが、そうもいっていられないかもしれない。

   週刊文春が珍妙な特集を巻頭でやっている。小室圭の母親と親しかった人物に佳代の話をさせているのだが、それが「世間で思われているような、お金に汚い人ではありません」「佳代さんはサバサバした、話していて楽しい人」だったと、彼女を弁護しているのである。

   圭が父親を亡くしているので、佳代は息子のパパを探すために、複数の男と会い、中には「四億円男」という資産家に、ホテルで食事をしている時、「上に部屋をとってある」といわれたが、その男と本格的に付き合うことはなかったそうである。時には、「(デッサンの)ヌードモデルをやってみようと思うの」といったことがあったそうだが、おカネを稼ぎたいというよりも、「純粋に『芸術』に貢献したいといった口ぶりだった」という。

   息子のために父親になってくれる男性を捜したが、カネのために身を任せるようなことはしない、身持ちのいい女性で、芸術に対する鑑賞眼もあるというのである。

   これまで、小室母子を批判的に報じてきた週刊文春だが、前の号あたりから「眞子&圭の結婚」に寛容な誌面へと変容してきているようだ。どうしたのだろうか。

   週刊新潮は相変わらず圭には厳しく、眞子が7月中旬にペルーとボリビアを訪問する際、帰途、どこかで圭と落ち合うのではないかと疑心暗鬼。なぜ、眞子と圭が会ってはいけないのだろう。彼女は「今も変わらず、小室さんへの思いを募らせておられます」(秋篠宮家の事情に通じる関係者)というのだから、人の恋路を邪魔するのはやめた方がいい。

週刊現代が月3回の刊行に?これじゃあ週刊誌といえない

   連休前に衝撃的な話を聞いた。週刊現代が月3回の刊行に移行するというのである。理由は、赤字が増え続けるために、少しでも費用を削減するためだそうだが、そうなればもはや週刊誌ではない。

   私も出席したが、4月12日に椿山荘で「創刊60周年を祝う会」やったばかりである。この欄でも、年金や相続問題ばかりをやり続ける週刊現代や週刊ポストは、週刊誌をやめて月刊誌にしたらいいと苦言を呈してきた。それは、週刊誌の役割である「新聞、テレビにできないことをやる」という原点に立ち返ってもらいたいからであり、大講談社がそんなバカなことをやるまい、そう10連休中は思っていた。

   だが、7日(2019年5月)発売の週刊現代を見て、それが事実だったことを知り、週刊現代OBとして愕然とした。週刊ポストは5月17・24日合併号で、次回の発売は20日(月曜日)で定価500円。週刊現代は5月25日号で、合併号ではないが500円。次回の発売は週刊ポストと同じである。

   私が知る限り、平週号のまま2週間売りというのは初めてだろう。おそらく、次号は1週間売りで、その次の号を2週間売りにするのではないか。変則の月3回刊である。

   読者に何の説明もないまま、なし崩し的なやり方は、おそらく大方の納得を得られないだろう。そうなれば、元に戻して知らん顔をする。姑息ではないのか。

   私には愛社精神はこれっぽっちもないが、週刊現代に対する愛情は人に負けないと自負している。講談社は昨年度、久々に大きな利益を出したのに、これでは講談社の看板が泣く。それ以上に、週刊現代編集部の浅慮を悲しむ。

   その週刊現代の巻頭特集は「これから3年で起きること」。健康保険料の値上げが続く。消費が増えないために、小売業やサービス業などは売り上げが振るわず、人員を削減する。その職にあぶれた人たちを、大企業が非正規雇用をして、人件費を圧縮し利益を増やすという悪循環が起こる。

   大手銀行が合併してメガバンクができるが、地銀は10年後に約6割が赤字になる。AIの発達で、今後3年から5年で事務職がなくなる。年金支給開始年齢が最終的には70歳に引き上げられる。

   政府が70歳まで定年解雇しないように企業に要求するが、特別な技能もない人間にまともな給料を払うわけはない。プロでなくとも予測できることばかりだと思うのだが。

   しかし、週刊現代のほうが合併号の週刊ポストより内容は充実している。週刊ポストは、失礼だが、読むものがない。巻頭が「令和時代の『勝ち組老後』『負け組老後』」では、平成を令和と置き換えただけだ。ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長が「数年後、景気は後退。淘汰の時代がやってくる」は、だいぶ前に週刊現代がやっていた。

   「女のライバル対決『令和元年』の顔は私!」では、「天海祐希VS.米倉涼子」「広瀬すずVS.広瀬アリス」「小川彩佳VS.徳永有美」などなど。「新天皇・皇后陛下にこれからお目見えできる場所」では、週刊ポストを読みたくなるかな。私はならない。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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