2024年 4月 26日 (金)

<なつぞら>(第36話・5月11日土曜放送)
「私を裏切ったんだよ!」照男と結婚しろと言われ、なつは激しくじいちゃんを責めた

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   青年団のスキー大会の翌日、天陽(吉沢亮)の家に向かおうとしたなつ(広瀬すず)を、じいちゃんの泰樹(草刈正雄)が呼び止めた。結婚相手に照男はどうだと言い出すではないか。なつは「なに言ってんの、からかわないで」と困った顔で答える。

   泰樹は「からかってなどおらん。わしは本気だ」と迫る。すでに照男(清原翔)には伝わっていると聞き、なつは愕然とする。「どうしてそんなことを言うの。どうしてそんなこと話したの!」

   なつの声を聞きつけ、富士子(松嶋菜々子)が飛んできた。

   「そんなこと1度でも思ったら、もう家族には戻れないよ。じいちゃんは私から大事な家族を奪ったんだよ」

   富士子は思わずなつに駆け寄り抱きしめた。腕の隙間からなつは泰樹を激しくにらみつけ言った。「私を裏切ったんだよ」

   泰樹は初めて見せるなつの激しい怒りを目の当たりにして動揺する。「なつ、わしはただ、お前と本当の家族になりたかっただけだ」という泰樹に、なつは極め付けの一言を投げつける。「それは、私を他人だと思っているからでしょ」

   照男は容赦なく泰樹を責めるなつの腕をつかみ、「大丈夫だ、なつ。なにも変わらない」となだめる。「じいちゃん、オレはダメだった。やっぱり妹にしか思えないよ。なつもじいちゃんの気持ち、少しは分かってやれ」と兄らしく諭す照男の声に、なつも冷静さを取り戻す。

   なつ「ごめんなさい。じいちゃん、ごめんなさい」

   泰樹は「謝るな」と立ち去った。取り返しのつかないことをしてしまったことを後悔していたのだ。

猛吹雪の夜、天陽の家に行ったなつが帰ってこない

   「行ってこい、天陽くんのところに。約束したんだべ」と照男に言われ、なつはうなだれながら家を後にする。

   泰樹が部屋に籠っていると、富士子が汁粉を持って入ってきた。「なつの言う通りじゃ。なつの心はもう戻らんかも知れん」と肩を落としている。富士子は優しく言う。「それを受け入れるのも家族の務めでしょ。何があっても受け入れる、それが家族でしょ」

   夕飯時、柴田家では吹雪で家に帰れなくなった従業員親子の悠吉(小林隆)と菊介(音尾琢真)も一緒に食卓を囲んでいた。なつがその場にいないことについて、「天陽くんのところに行ったんなら、きょうはもう帰ってこれないわよ」と夕見子(福地桃子)が意味深な発言をする。

   「それなら、いんだけど」という富士子に、「エッ、いいの? このまま天陽くんの家の人になっちゃっても」

   いつも通りの会話が弾む家の外では、ゴオオオオ、ゴオオオオと不吉な音を立てながら、雪が吹き荒れていた。(NHK総合あさ8時放送)

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