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<なつぞら>(第40話・5月16日木曜放送) 菓子店「雪月」に現れたじいちゃんはすっかりしょげていた。「なつに嫌われてしまった」

   雪が降り続くなか、柴田牧場の泰樹(草刈正雄)は帯広の「雪月」を訪ねた。しょげた様子を見て、とよ(高畑淳子)はいつもの調子でからかったあと「なんか話を聞きに来たんかい?あんたが私を頼るなんてよっぽどのことだべさ」と泰樹の顔をのぞきこむ。泰樹は無理になつと照男(清原翔)をくっつけようとしたと子供のようにしょんぼりと話し出す。

   「なっちゃんにしてみたら、急に女に見られたようで恥ずかしかったんでないかい?乙女の気持ちは乙女よ」と明るくこたえるとよ。気持ちが楽になった泰樹は、東京に行くなつの力になってほしい」と、と気持ちをほぐすようなとよの言葉に、ホッとしたのか、泰樹は、「東京に行くなつの力になってほしい」ともちかけた。

   雪之助(安田顕)が厨房で作ったパフェを持ってきた。雪之助は新しい菓子の話で夢中だったが、春になったら跡取り息子の雪次郎(山田裕貴)を連れて東京へ行くという。とよは「東京になっちゃんも連れてってやんな」と大声で雪之助に伝えた。

   天陽(吉沢亮)の家から帰ってなつ(広瀬すず)は、愛用のノートを開いて、絵を描き始めたが、さっき天陽の言った「自分の信じたことをやれ」というひとことを思い出し、「ああ!」と頭をかきむしる。

天陽もなつのことを思い出し、もやもやしながらアトリエに籠もってベニヤ板に馬の絵を描いていた。

なつ「私はもう、じいちゃんと家族ではいられんの?」

   そこへ照男がやってきた。なつを任せたつもりの照男だったが、きちんと告白しない天陽のふがいなさにいらだっていた。

   「僕はいつかなっちゃんはこの土地からいなくなるって思っていたんです。自然には逆らえないでしょ」とつぶやく天陽。「だからって、なつを諦めるのか?」と照男。「なっちゃんの意志をつぶすなら、俺は柴田家とも闘います」。天陽が挑むような目で言ったため照男は黙るしかなかった。

   その晩の食卓は石狩鍋。団らんの時だったが、泰樹がぼそりと話し始める。「お前のことは<雪月>に頼んでおいた。雪次郎と一緒に東京に行けばいい」。またまた、じいちゃんの唐突な話に、家族全員がびっくりしていると、なつは「私はもう、じいちゃんと、家族ではいられんの?」と戸惑っている。じいちゃんはよほど怒っていて、追い出されるのかと思ったのだ。(NHK総合あさ8時放送)